月末にふ~っとため息。「お金がない」というセリフが出たら要注意! お金の流れを一度しっかり見直してみましょう。


180712FP.jpg


赤字家計にまっしぐら...これが共通点&口ぐせだ!

【共通点1】毎月の赤字をボーナスで補てんしている
年間でギリギリトントンならいいでしょ!

【共通点2】毎月余ったお金を貯金している
先取り貯金をしてもどうせ取り崩すから!

【共通点3】お付き合いが多く誘われると断れない
仕事仲間や上司との食事も仕事のうち!

【共通点4】財布がレシートやポイントカードでパンパン
あとで家計簿をつけようと思って...

【共通点5】家計簿はつけているだけ
ちゃんとつけているのにお金が貯まらない!

【共通点6】毎月の収支計画を立てず使途不明金が多い
いつの間にか財布からお金がなくなってる!

【共通点7】予定外の買い物にクレジットカードをよく使う
ポイントが付くのでお得なのよね!

【共通点8】買いたいという欲望を抑えることができない
お金は天下の回りもの、使えばまた入ってくる!

アドバイス!
すべての共通点に当てはまったからと落ち込みすぎないで。お金が貯まるコツは、ちょっとだけお金に対する考え方を変えてみること。すなわち意識改革です! 次ページからお金に対する意識改革をするための具体的な方法をご紹介します。

共通点1は...「油断」が問題!

毎月の生活費を、給料の手取り収入以上使っていることが問題です。節約しようという気持ちがあっても、ボーナスが入れば毎月の赤字を埋めることができると油断していませんか? それではいつまで経ってもお金は貯まりません。

「ボーナスはないものと考える」が正解
ボーナスはないものと考えましょう。支出するお金を優先するのではなく、毎月の手取り収入に意識を向けます。生活費を毎月もらう給料の範囲内で収めることができれば、ボーナスは丸々貯金できます。まずは意識改革をしましょう。

共通点2は...「お金の流れ」が問題!

毎月のお金の流れが「収入-支出=貯金」になっていませんか? これではお金は貯まりません。だからといって闇雲に「先取り貯金」をすると、結局、月末には生活費が足りなくなり、貯金を取り崩してしまう......。心当たりありませんか?

「固定費の把握」が先決です
まず保険、住居費、通信費、水道光熱費などの固定費と、日々の食費、日用品などの流動費を、いくら使っているか洗い出します。それから「収入ー固定費ー先取り貯金=残ったお金でやりくり(流動費)」できる計画を立てましょう。

共通点3は...「勘違い」が問題!

友達からのお誘いや仕事上でのお付き合いを断れない人は、交際費がかさみがち。毎月の支出で意外と負担になるのが、この交際費です。久しぶりだからと高級なお店に行ったりすると、あっという間に万単位の出費、痛いですね。

「割り切ること」も大切です
お付き合いはほどほどにすること。お誘いを断ることで、友情や仕事上の関係に支障をきたすと勘違いしている人が多いようですが、断っても関係が壊れることはありません。「自分は自分」と割り切り、交際費を削る方が大切です。

共通点4は...「無計画さ」が問題!

古いレシートや数カ月に1度しか行かないようなお店のポイントカードで財布がパンパンになっている人は、お金の管理ができていないという証拠です。いつか家計簿をつけるから、いつかお店に行くからと無計画なことが問題です。

「財布の中身」を整えましょう
お金の管理を上手にするためには、まずお金や財布を大切にきれいにしておくこと。お札の向きをキチンとそろえることもそのひとつ。月に1度しか使わないキャッシュカードや普段行かないお店のポイントカードは思い切って別保管しましょう。

共通点5は...「理解不足」が問題!

家計簿は1円単位の支出を把握するためのツールではありません。家計簿をつけていてもお金が貯まらない人は、毎月の収支を合わせることだけに意識を向け、肝心の家計簿の目的「予算を立てる」ということを理解していません。

「翌月の予算」を立てることが重要
家計簿をつける目的は、家計の流れをつかみ翌月の予算を立てること。すなわち残高を合わせることではなく、大まかな金額で構わないので何にどれくらい使っているか把握することです。そうすれば節約のポイントが見つかります。

共通点6は...「気軽にATM」が問題!

使途不明金が多いということは、お金を計画的に使っていない、すなわち無駄遣いをしている証拠です。いつも財布にいくら入れているかわからず、財布からお金がなくなったら、すぐ銀行から引き出してしまう、その行動が問題です。

「月」や「週」単位での予算決めを
今までみてきたように、お金を何にどれくらい使うか計画を立てて、必要以上のお金は持ち歩かないようにしましょう。月単位、週単位で使う金額を決めておくと管理しやすくなります。そして余ったときだけ、ぜいたくをするようにしてみましょう。

共通点7は...「先送りぐせ」が問題!

買い物をする際、手持ちのお金が少ないのでとりあえずクレジットカードで買い物をする人は要注意。これは支払いを先送りしているだけです。翌月以降のクレジットカード請求金額をみて驚いた経験が、皆さんもありませんか?

普段の買い物は「現金主義」で
お金の管理が苦手な人は、クレジットカードは固定費に限定して使う、これが賢い使い方です。水道光熱費や携帯電話料金、保険料の引落日が統一されるので管理もしやすくなります。普段の買い物は現金かデビットカードで。

共通点8は...「思い込み」が問題!

買い物をしてストレスを発散する人がいますが、これはNG。会社員や公務員のように毎月決まったお給料が入ってくる人は、使ってもまたお金が入ってくると思っていますが、注意が必要です。ずっと安定して入ってくるとは限りません。

「欲しくなっても一度我慢」を口ぐせに
欲しいものがあっても一度は我慢しましょう。そしてもう一度考えて、それでも必要と感じたら買うくらいの慎重さが大切です。買いたいという欲望をコントロールするためにも、身のたけに合わない欲望をたくさん抱えすぎないように。




PHPくらしラク~る」9月号より


KRcover2009.jpg

本記事は、「くらしラク~る」2020年9月特集【つぶやくだけで金運アップ! 貯まる「口ぐせ」魔法のフレーズ30】より、一部を抜粋編集したものです。

【著者紹介】
中村賢司(なかむらけんじ)
ファイナンシャルプランナー。会員制FP事務所「ライフプランニングゆめたまご」代表。保険、投資、家計全体の相談をオンラインで受けている。地元福岡ではテレビやラジオのコメンテーターとしても活躍。