心の疲れを感じやすい人と感じにくい人がいます。その違いはどこにあるのでしょう。


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「いい人」は人に利用されやすい

メンタルが疲れやすい人は一言で言えば「いい人」に多く、よく言えば協調性があり、和を重んじ、平和主義で、また、誰かのためにがんばることができる人です。

しかし、そうした長所もまた諸刃の剣で、そんなあなたの「いい人」な部分を無意識に利用しようとする人がいます。そうした人たちからは物理的にも心理的にも距離を取るのが望ましいのです。

それが難しい関係性(職場や家族、近所づきあいなど)の場合は、心の中で一線を引き、「自分で自分をちゃんと守ってあげる」という意識を強く持つことで、影響を受けづらくなります。心理学では「自分軸」と言いますが、「私は私、あの人はあの人」と意識的に線を引くことで、だいぶ気持ちは楽になるでしょう。

メンタルが強い人は忘却力を持っている

一方、メンタルが疲れにくい人というのは「忘却」が上手な人です。嫌なことがあっても一晩寝れば忘れられたり、体を動かしたり、カラオケで歌ったり、好きなことに没頭したりすることで気分転換が上手にはかれる人です。

要するに「自分の世界」をきちんと持つことができれば、他人からの影響を受けにくくなるので、あなたも「疲れにくい人」に変わることができます。だから、趣味なり、運動なり、部屋のお掃除なり、「一人でできることで、没頭できること」を今以上に日常に取り入れてみると、その変化を実感できるようになるはずです。




「PHPスペシャル」11月号より


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本記事は、「PHPスペシャル」2020年11月号特集【疲れをためない人がしていること】より、一部を抜粋編集したものです。


【著者紹介】
根本裕幸(ねもとひろゆき)
1972年、静岡県生まれ。心理カウンセラー、講師、作家。『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』(あさ出版)、『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)など著書多数。最新刊は『辞める技術』(徳間書店)。