ポイントはいきなり頼まないこと。話しかけやすい関係を作ってからお願いすることが大切です。


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STEP1 自分から架け橋を渡しましょう

いざというときに助けてもらうために、普段からいい関係を作っておきましょう。いい関係が結べていれば、周囲の人も助けてあげたいと思ってくれます。
一方、関係がギスギスしている人に助けを求めても、相手は「助けやがれ、このやろう」と言われているような、嫌な感じがするものです。
いい関係作りには、目を見て笑顔であいさつするのが一番。あいさつは自分から相手に渡す架け橋です。その架け橋がかかっていれば頼りやすくなります。

STEP2 相手の様子を尋ねましょう

いざお願いするときは、内容をいきなり言いがちです。しかし、相手にも都合があり、突然頼むと混乱させてしまいます。そこで、「今日、〇分ほどお時間いただけますか?」「お忙しいなら後日でもいいので、相談したいことがあります」「急ぎの相談があるのですがお時間をいただけませんか?」と、相手の状況を尋ねてみましょう。
いつ、どれくらい時間をもらえるかは相手に選択権がありますし、先に状況を尋ねておけば、相手も心づもりができます。

STEP3 お願いを要約してメモにしましょう

相手が手を貸してくれることになったら、具体的に頼みましょう。「コピーしといて」ではなく、「15時までに2部ずつコピーしてほしい」と伝えます。そして、もし難しそうなら、「17時までだったらどう?」などと交渉してみます。
一方的なお願いは相手の意思を無視することになるので、会話をしながら折り合いをつけていきましょう。さらに、「15時、2部、コピー」など、ポイントをメモに書いて渡すと、より伝わりやすくなります。




「PHPスペシャル」1月号より


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本記事は、「PHPスペシャル」2021年1月号特集【がんばらなくて、大丈夫】より、一部を抜粋編集したものです。


【著者紹介】
橋中今日子(はしなかきょうこ)
理学療法士、心理カウンセラー。介護者メンタルケア協会代表。自身の介護の経験から、介護をしている人や、医療、介護の現場で働く人の心身のサポートを行なう。著書に『がんばらない介護』(ダイヤモンド社)がある。