大好きなお買い物! でも、「買いすぎ」は、心の不足感や自信のなさのあらわれです。心を満たすポジティブな呪文で、買い物上手を目指しましょう。


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言葉には、行動を変える力がある

たとえば「忘れ物をしないようにしよう」と思えば思うほど忘れ物をしてしまうのは、否定的な方向に意識が向いているから。否定的な言葉は悪い結果を呼び込みやすくなります。反対に、肯定的な言葉を使うと、肯定的な方向に意識が向けられ、行動もよい方向に変わります。

肯定する、ポジティブワードを使う

そのため、買い物では、「買いすぎない」と否定するのではなく、「自分が望む物だけを買う」と肯定的に捉えることが大切です。自分が望む物が曖昧なときは、理想のライフスタイルや考え方を明確にしてみましょう。自分の中での判断基準がはっきりします。

唱えるだけで、変わる 買い物上手になれるおまじない

【買い物に行く前】買いすぎ習慣から脱却!
呪文1 私は日々買い物が上手になっている!

日々、自分がよい方向へ変わってきていると思うことで、もともと人間に備わっている「よくなろうとする力」がはたらきます。「〇〇が上手になっている」という言葉は、まさに、自分を好転させる魔法のワードです。自分が毎日よくなっているというニュアンスであれば、〇〇の部分をアレンジして使うのも◎。家を出る前、お店に入る前など、自分でタイミングを決めて、毎日唱えましょう。はじめは、言い聞かせるように、口に出すだけでOK。自己暗示をかけるのも、買い物上手への第一歩です。

【買い物の最中】流行への目移りにブレーキ!
呪文2 私は「いいな」と思った気持ちを大切にする!

買い物中に、たまたま見つけた物を、「ほしい!」と思うこともあるでしょう。そんなときはまず、「いいな」と思った気持ちだけを大事にします。その後で、現実的に必要かどうかを考えましょう。よいと思っても、自分の望むライフスタイルや目的に見合わないケースも多々あります。しかし、いきなり「本当に必要か?」と考えると、自分の気持ちまで否定することになりかねません。「いいな」と思った気持ちと、買う物を吟味することを分けて考えるのがポイントです。

【商品を買う前】衝動買い・ムダ遣いをストップ!
呪文3 私は本当に望む物だけを買う!

心が動いてワクワクする物だけを買うと決めることは、小さなムダ遣いや買いすぎを防ぐことにつながります。たとえば「コロナが落ち着いたら、海外旅行に行こう!」と決めれば、自然に「今は貯金をしよう」と思うでしょう。このように「買わない」のではなく、欲しい物だけを手に入れることに意識を向けると、後悔や未練なくムダ遣いを防げます。お金の使い道を決め、リスト化するのも効果的です。リストは手帳や携帯に記すことが大切。言葉にして残しておき、いつも見返すようにしましょう。

【買い物の後】よい買い物を習慣化!
呪文4 私はよい買い物ができた!

自分の「できた」を増やすことが大切です。1%でもできたところを「事実」として捉えることがポイント。大げさに自分を褒める必要はありません。ただ、できたことを「できた」と言葉にしましょう。よい買い物に意識を向けることで、自然と行動もよい方向に向かいます。買った物を写真などで記録するのも有効です。記録に残しておくことで、自分の変化や成長を見返すことができ、自信につながります。心が満たされることで、買い物で不足感をまぎらわそうとすることもなくなるでしょう。




「PHPくらしラク~る」5月号より


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本記事は、「くらしラク~る」2021年5月特集【これが「残すもの」の新基準 迷ったら、捨てる! 失敗しないでスッキリが続く】より、一部を抜粋編集したものです。

【著者紹介】
伊藤勇司(いとうゆうじ)
空間心理カウンセラー。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。片づけのお悩みを心理的な側面から解決している。『あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるから』(主婦の友社)など著書多数。