ガミガミしなくてOK!感情的にならずに上手に伝えるヒント
【シーン6】リクエストした料理を「いらない」と言う
「ママのハンバーグが食べたい」と言ったから、はりきって作ったのに、出したら「チーズがのってないからいらな~い」と不服顔。カチ~ンときて、怒りがこみあげてしまいました。
・伝えるヒント:3歳には2択で選ばせ、7歳へは具体的に気持ちを伝える
3歳の子にはクイズ形式で「チーズなしでも食べる。チーズがないから、ハンバーグを食べない。どっちがいい?」と明るく言って、子どもに選ばせてしまいましょう。
ただし「食べない」と言っても、子どもが食べたそうな様子だったら「もしかしたら食べたいのかな~? 食べる?」とにこやかな顔でハンバーグを出してください。「さっき、食べないって言ったでしょ!」では問題は解決しないので、封印してください。
7歳の子には「リクエストはわかりやすく言ってほしいなあ。でも今回は普通のハンバーグを作っちゃったから、今日はこれを食べてね」と、具体的にお母さんの気持ちを伝えてください。
あるいは、暗くなる前で、1人で買い物ができる子なら「チーズがのっているのがいいの? じゃあチーズをいつものお店で買っておいで」と言ってもいいのです。
ああ、やっちゃった~ 感情的に怒ってしまった後の「リカバリー言葉」
つい怒りすぎてしまったときは、「リカバリー言葉」の出番!魔法の言葉で親子関係を修復しましょう。必ずわかってくれます。子どもは、お母さんのことが大好きですから。
・「さっきは言い過ぎちゃったね、ごめんね」
この言葉があれば、「嫌いで言ったんじゃないんだよ」という気持ちが伝わり、子どもは安心します。また、「お母さん、悪かったと思っているのよ。ごめんね」と親が謝る姿を見せることで、子どもは謝って許すという行為を学ぶことができます。
・「大好きだよ」
「ごめんね」と謝って、子どもが「いいよ」と言ってくれたら、「わかってくれてありがとう。ママもホッとした」と伝えましょう。
そして「大好きだよ」と言いながらハグしたり、頭をなでたりしてスキンシップを加えると、よりいいですね。年齢にかかわらず「大好きだよ」の言葉とスキンシップは子どもに安心感を与えます。
・「話をよく聞いてくれて、ありがとう」
感情的に怒ってしまっても、そのあときちんと謝り、自分が冷静になってから、なぜ怒ったかを説明すればいいのです。そのときに子どもがちゃんと耳を傾けて聞いてくれていたら、「よく聞いてくれて、ありがとう。
うれしいわ」と、明るくひと言つけ加えてください。3歳にはまだ難しいかもしれませんが、7歳の子には、よく伝わります。