「怖い!」と走り出す子ども…夜泣きとは違う「夜驚症」って何?【医師が解説】

寝ているはずの子どもが突然泣き叫んだり、「怖い!」と走り出したり──その姿に驚いてしまう保護者は本当に多いものです。夜泣きとは違う、夢遊病・夜驚症(やきょうしょう)とは一体何なのでしょうか。今回は、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、夜驚症・夢遊病についてやさしく解説していただきました。(文・吉澤恵理)
夜泣きと夜驚症の違い

――夜泣きと夜驚症はどう違うのでしょうか?
夜泣きは、赤ちゃんの情緒の揺れによるものです。
一方で夜驚症は、深いノンレム睡眠の途中で、脳の起きるスイッチと眠るスイッチが同時に入ってしまう状態です。
突然叫んだり、暴れたり、汗をびっしょりかいたりしますが、翌朝になると本人は何も覚えていません。
とても驚かれると思いますが、実は子どもにとって珍しいことではありませんので心配はいりません。
夜驚症が起きる理由
――なぜ、そういった症状が起きるのでしょうか?
簡単に言うと、





























