毎日気持ち悪い…つわりはいつまで続く? 医師が教える乗り越え方

妊娠がわかった喜びの一方で、多くの妊婦さんを悩ませる「つわり」。「毎日気持ち悪い」「何も食べられない」「どう乗り越えればいいの?」そんな不安を抱える方も少なくありません。今回は、つわりの基本から、悪化しやすい理由、すぐにできるつわり軽減のコツまで、三軒茶屋Artクリニック院長の坂口健一朗先生に伺いました。(文・吉澤恵理)
つわりが起きる原因とメカニズム
――つわりはなぜ起きるのですか?
妊娠初期の体の中では、赤ちゃんを迎えるために一気にさまざまな変化が起こります。代表的なのは次のようなものです。
hCG(妊娠ホルモン)の急増
エストロゲン・プロゲステロンの変動
血糖値が不安定になりやすい
においに敏感になる
胃腸の動きがゆっくりになる
これらは妊娠のごく自然な反応ですが、特にhCGの急増がつわりの強い気持ち悪さにつながります。
つまりつわりは、体がしっかり赤ちゃんを育てようと働いている証拠でもあります。
つわりの主な症状と個人差
――つわりの症状は、人によって違いますか?
はい、非常に個人差がありますし、同じ方でも一人目と二人目で全く違うことも珍しくありません。
代表的な症状は、
吐き気・嘔吐
食欲不振
強い眠気
全身のだるさ
頭痛
食べ物の好みの変化
唾液が増える
など、幅広い症状がみられます。
つわりはいつからいつまで続くのか

――つわりはどのくらいの期間続きますか?





























