子どもがいきなり吐いた、どうすれば? 医師が教える嘔吐・下痢の見極め方と水分補給のコツ

吉澤恵理
2025.12.22 17:50 2026.01.02 07:00

バスで乗り物酔いをして吐き気を我慢している子

子どもの嘔吐や下痢は、ある日突然始まることが珍しくありません。特に感染性胃腸炎は、発熱や食欲不振といった前兆がほとんどなく、「いきなり吐いた」という形で始まることも多い病気です。だからこそ大切なのは、「すぐ病院に行かなければ」と焦ることよりも、まず落ち着いて、いま何が起きているのかを見極めること。

しかし、どこまで様子を見てよいのか、どんなときに受診すべきなのか、そして家庭では何をすればいいのか、悩みますよね。

そこで今回は、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、嘔吐・下痢が始まったときの初期対応と自宅ケアについて聞きました。(文・吉澤恵理)

嘔吐や下痢が始まったら様子を見ていい?

悩みを抱える女の子

――嘔吐や下痢が始まったら、まず様子を見ていても大丈夫ですか?

急に吐いたり下したりすると、不安になりますよね。

でも、多くの場合はまず様子を見て大丈夫です。

少しでも水分が取れていて、呼びかけに反応があるなら、慌てて受診しなくても、自宅でケアをしながら経過を見て構いません。

目安になるのは、次のポイントです。

少量でも水分が飲めている
半日以内に尿が出ている
ぐったりしていない
血便や強い腹痛がない

こういった状態であれば、過度に心配しなくて大丈夫です。

受診が必要なサイン

――では、どんなときに受診を考えればいいですか?

様子を見ていいか迷うときは、次のサインを確認してください。

五藤良将

五藤良将

防衛医科大学校医学部卒業後、自衛隊関係病院、千葉県を中心とした病院勤務を経て、2019年9月から東京都田園調布の竹内内科小児科医院を継承し院長。2021年10月から医療法人社団五良会の理事長となる。五良会クリニック白金高輪、五良ファミリークリニックセンター南と分院も展開している。

日本内科認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本美容内科学会評議員、日本温泉気候物理医学会療法医、日本旅行医学会認定医、複数の学校校医、難病指定医など幅広く診療を行っている。