子ども同士のケンカ、親は口を出すべき? 教師が考える「介入すべき3つのケース」

熱海康太
2025.12.26 12:07 2026.01.03 19:00

睨み合う小学生の男の子

子どもが友達とケンカをしたとき、親はどこまで介入すべきなのでしょうか。元公立学校教員で多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「親が過度に介入すると、子どもの成長の機会を奪ってしまう」と語ります。一方で、放置しすぎるのも問題です。熱海さんが教える、ケンカへの適切な関わり方と、介入すべきケースの見極め方とは――。

子どものケンカは成長のチャンス

子どもが友達とケンカをすると、親は心配になり、すぐに介入したくなるものです。しかし、子ども同士のケンカは、社会性を学ぶ大切な機会でもあります。

ケンカを通じて、子どもは「自分の気持ちを伝える」「相手の気持ちを理解する」「謝る」「許す」といった、人間関係に必要なスキルを学びます。親が過度に介入すると、こうした学びの機会を奪ってしまうことになります。

ただし、すべてのケンカを放置してよいわけではありません。介入すべきケースとそうでないケースを見極めることが大切です。

基本は「見守る」姿勢で

小学生の投稿下校のイメージ

子ども同士のケンカは、基本的には「見守る」姿勢が大切です。親がすぐに口を出すと、子どもは自分で解決する力を身につけることができません。

たとえば、子どもが「○○ちゃんとケンカした」と報告してきたときは、

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi