子どもの嘘がクセになる前に…元教員が教える「責める」よりも大切なこと

熱海康太
2025.12.26 12:09 2026.01.04 19:00

子どもを攻める父と母

子どもが嘘をついたとき、親はどう対応すればよいのでしょうか。元公立学校教員で多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「嘘の背景には必ず理由がある。頭ごなしに叱るのではなく、なぜ嘘をついたのかを理解することが大切」と語ります。嘘を責めるだけでは、子どもはさらに嘘を重ねてしまうことも。熱海さんが教える、親ができる4つの対応とは――。

子どもが嘘をつくのは「自分を守るため」

遠くを見る小学生の男の子

子どもが嘘をついたとき、多くの親は「なぜ嘘をつくの?」と叱ってしまいます。しかし、子どもが嘘をつく背景には、必ず理由があります。

その多くは、「怒られたくない」「失望されたくない」「恥ずかしい思いをしたくない」といった、自分を守るための防衛本能です。つまり、嘘は子どもなりの自己防衛手段なのです。

嘘をついたことだけを責めるのではなく、なぜ嘘をつかなければならなかったのか、その背景を理解することが大切です。

対応1 嘘を責めるより、真実を話せる環境を作る

子どもが嘘をついたとき、「嘘をつくなんて最低だ」と責めると、子どもはさらに嘘を重ねてしまいます。

まずは、

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi