連帯責任の理不尽さに怒る子ども…親はどう声かけるべき?

熱海康太
2026.02.13 10:06 2026.02.16 19:00

考える小学生

掃除当番をサボった子がいて、クラス全員が先生に叱られた。「自分はちゃんとやったのに、なんで怒られなきゃいけないの」と怒る我が子に、親はどう声をかければよいのか。元公立学校教員で、多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「まず理不尽だという気持ちを受け止め、次はどうすればいいかを一緒に考えることが大切」と語ります。理不尽と向き合う力を育てる対応を解説します。

「僕は悪くないのに、なんで怒られなきゃいけないの?」

草原に座る小学生の男の子

小学4年生のR君は、怒りながら帰宅しました。「今日、掃除当番サボった奴がいて、クラス全員が先生に怒られた!僕はちゃんとやったのに!」

話を聞くと、数人の子どもが掃除をサボり、教室が汚いままだったそうです。先生は「みんなで協力して掃除するのが当番の意味です。一人でもサボったら、全員の責任です」と言って、クラス全員を叱ったとのこと。

R君は納得できません。「僕は悪くないのに、なんで怒られなきゃいけないの?」

連帯責任。大人の世界でも賛否が分かれるこの考え方に、子どもはどう向き合えばよいのでしょうか。

「理不尽だと感じる気持ち」を認める

R君の母親は「自分はちゃんとやったのに、怒られたら、そりゃ納得いかないよね」と伝えました。

ここで「先生の言うことは正しいんだから」と言ってしまうと、

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi