セイバンの「天使のはね」って結局何がすごい? ランドセルの軽さを決める4つの条件

nobico編集部
2026.02.19 15:46 2026.03.06 11:50

セイバンのランドセル

この記事の画像(5枚)

「ラランラン ランドセルは ててんてん てんしのはね♪」のCMソングでおなじみの、セイバンのランドセル。「もっても せおっても 軽くて、軽~い!」のキャッチコピーが印象的ですが、そもそもランドセルの「軽さ」の条件とは何なのでしょうか?

多くの人がまず気にするのは、本体の重さ。しかし、実際は同じ重さでも「軽く感じるランドセル」と「重く感じるランドセル」があるのだそう。
ランドセルの軽さを決める要素とは何か、セイバンの広報の方に解説いただきました。

「軽いランドセル」の条件とは

軽いランドセルの条件は、次の4つ。

1.本体が軽いもの
2.身体に密着するもの
3.高い位置で背負えるもの
4.まっすぐな姿勢で背負えるもの

ランドセルの「軽さ」は、実は本体重量だけで決まるものではありません。実際に背負ったときに、どれだけ軽く感じるかという体感の軽さも、同じくらい重要なポイントなのだそう。

なかでも体感の軽さに大きく影響しているのが、CMでおなじみの「天使のはね」の構造です。

肩にしがみつく!「天使のはね」の正体

セイバンの天使のはね

「天使のはね」の正体は、ランドセルの肩ベルトの付け根部分に内蔵されている、透明な樹脂パーツ。根本の固い部分が肩ベルトの付け根をぐっと立ち上げ、先端のやわらかい部分がしなって、肩や背中にランドセルがピタっと密着する仕組みです。

これによって、

・肩や背中への密着度が高まる
・重心が高い位置で安定する
・姿勢が崩れにくくなる

といった効果が生まれ、結果として体感重量の軽減につながっているのだそう。

産官学連携から生まれた新機能

ランドセルの「体感の軽さ」を実現するために、セイバンでは、神戸大学、兵庫県立工業技術センターと連携し、子どもの体や姿勢を研究しながら開発を進めています。

2027年度モデルでは、こうした産官学連携から生まれた新機能として、「リフトアッププラス」「背中ハニカムクッション」も搭載。セイバンの開発者ご本人に、その仕組みを解説していただきました。

「重心を上げる」とランドセルは軽くなる

セイバンの「天使の羽」って結局何がすごい? ランドセルの軽さを決める4つの条件の画像1

まずは、27年度モデルから一部のランドセルに搭載されている「リフトアッププラス」。
肩ベルトの下部に取り付ける専用パーツで、ランドセル全体の重心を高い位置に保つことができます。

ランドセルを背負った子どもが、肩ベルトを手でひっぱるように支えながら歩く姿を見たことはありませんか? 大人もついやってしまうこの動作、肩や腰への負担を減らすために、無意識に重心を上げようとしている動きなのだそうです。

リフトアッププラスは、この「楽になろうとする動き」を、手を使わずに構造で再現するための機能です。

ランドセルの位置が低いと、荷物の重さを肩だけで支えることになり、体は自然と前傾姿勢になりがち。一方、重心が高い位置に保たれていれば、ランドセルが体に引き寄せられ、背負ったときにもっとも軽く感じやすい「垂直に近い姿勢」をキープしやすくなります。

「面で支える」ことで重さを分散する

セイバンの「天使の羽」って結局何がすごい? ランドセルの軽さを決める4つの条件の画像2

保護者の子ども時代と比べて、明らかに重い荷物を背負っている現在の小学生。ランドセルの中身の重量はかつての約2倍ともいわれています。

そんな子どもたちの強い味方となるのが、同じく27年度モデルからの新機能「背中ハニカムクッション」。サイズの異なるハニカム状の穴をあけたクッションを4層に重ねることで、より背中にしっかり密着します。その接地面積は、従来比でなんと約3倍にも。

重たいものは、点で支えるよりも面で支えたほうが楽に感じるもの。登り棒を登るときに、手だけで体重を支えるより、体全体で巻きついたほうが楽なのと同じ仕組みです。

背中に密着するとなると、気になるのが「蒸れ」。しかし、背中ハニカムクッションは、通気性にもしっかり配慮されています。

4層クッションの穴をつなげて空気の通り道を形成することで、動くたびに内部にこもった空気が抜けやすい構造に。
また、側面にも通気孔を設置し、放熱性は従来の約20%向上。体感としては、背中の肌着を1枚減らした程度の涼しさに相当するのだそうです。

「軽さ」は数字だけじゃない!

セイバンの「天使の羽」って結局何がすごい? ランドセルの軽さを決める4つの条件の画像3

ランドセル選びで「軽さ」を重視する人は多いですが、本当に大切なのは、数字だけでは見えない「背負ったときの感覚」です。

本体重量の軽さだけでなく、体へのフィット感や姿勢、快適さなどが、毎日の通学の負担を大きく左右します。

6年間背負うものだからこそ、重さ・姿勢・快適さは無視できない条件。そう考えると、「天使のはねランドセル」のすごさ、そして長年愛されてきた理由が見えてくるのではないでしょうか。

「リフトアッププラス」と「背中ハニカムクッション」は、直営店限定の4モデルに搭載(モデルロイヤル・レジオノーチェ/モデルロイヤル・レジオリュバン/モデルロイヤル クリスタル/モデルロイヤル ドラグーン)。これからラン活を始める方は、ぜひ候補の一つに入れてみてください。

※詳細はセイバンのホームページをご確認ください

nobico(のびこ)編集部

nobico(のびこ)編集部

PHP研究所が提供する育児・教育情報。比べない、悩まない「のびのび子育て」応援サイト。

X:@PHP_nobico

Instagram:@php_nobico