失敗しない塾の選び方を、人気塾講師の西村先生に教えていただきました。

 

 

 

 

塾選びは「人」で判断する

 

中学生になれば、多くの子どもが塾通いをします。

そこで「わが子もそろそろ塾に......」と考えたとき、難しいのが塾選び。

どの塾を選ぶかによって、子どものやる気が変わり、成績の伸びも大きく関わってきます。

では、どういう視点で塾探しをすれば失敗しないのでしょうか。

 

それは、「目的に合った塾を選択する」という視点です。

塾には大きく分けて次の三つのタイプがあり、どのタイプの塾に通って勉強するかによって、成果に違いが出てきます。塾の種類を簡単にお伝えします。

 

(1)集団授業の大手進学塾

販売店の形態でいえば「デパート」にあたるタイプの塾です。模試や入試問題など、総合問題の得点力が培われやすいです。得意科目はさらに伸びて入試における得点源にできるようになる傾向があります。入試や高校の情報も得られます。

 

(2)個別指導塾

こちらは「オーダーメイドショップ」にあたります。割高にはなりますが、一科目だけの単科受講など個人に合わせたカスタマイズが可能です。短期で苦手科目を克服するのに向いています。ハードな部活やクラブチームに所属していて、塾に行ける日が定まらない人にも向いています。

 

(3)個人経営の補習塾

街の「八百屋」や「魚屋」にあたる地元密着型の塾です。学校の成績を上げる指導が中心の塾が多いです。塾長のキャラクターがそのままその塾のカラーになっていて、その塾長の専門指導科目の成績がアップしやすい傾向にあります。

 

わが子に合いそうなのはどの形態の塾か、子どもと相談してみてください。

どんな形態の塾に通うか方向性が定まったら、塾に説明を聞きに行きましょう。

その際、あらかじめ塾に電話をし、教室長(個人経営の塾であれば塾長)に話を聞かせてもらえるか聞いてみてください。

複数校舎を展開している塾は、校舎ごとにカラーがあり、そのカラーを作っているのは教室長です。教室長に好感が持てるなら、第一段階クリアです。

第一印象は数秒から十数秒で決まるといいます。

1分も話を聞けば、その教室長の人柄をつかめるはずです。

教室長が信頼できそうな人物であれば、他の講師もそれなりの指導力を持っている可能性が高いです。

ただ、いくら指導力があっても、相性というものがあります。

子ども自身が全教科の授業を体験し、それぞれの科目の講師と合いそうかを確認してください。

ひとつの塾での体験授業だけで決めず、ぜひ複数の塾の授業を体験してみてください。

塾選びのポイントは、システムやカリキュラム、テキストよりも、あくまで「人」で判断することです。

 

 


 

【本書のご紹介】

 

1分あれば中学生のやる気は引き出せる!

 

『1分あれば中学生のやる気は引き出せる!』

中学生にガミガミダラダラは厳禁!「『ほめる』『叱る』よりも『感心する』」など、制限時間1分でできる親の意識の変え方、子どもへの言葉がけ、誘導の方法を紹介しています。
※家庭直販書です。一般書店では販売していません。


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【著者紹介】

西村 創(にしむら・はじめ)

学生時代から様々な学習塾で講師経験を積む。大学卒業後、大手進学塾に入社、生徒の授業満足度アンケートで全講師中1位に輝く。大手予備校へ転職後、シンガポールへ赴任。日本人学校やインターナショナルスクールの生徒に指導を行う。その指導法が評価され、当時初の20代校長として 香港へ赴任。赴任初年度から校舎史上最高の合格実績を出す。国内外において指導した生徒は2000人を超える。現在は河合塾グループの難関都立高校進学塾「河合塾Wings」に所属。「だれでも・すぐに・できるようになる」指導で生徒から絶大な人気を集めている。