現在2歳8ヶ月の娘のことですが、ものすごくほかの子供が苦手です。 

 

 

それはまだ3ヶ月の赤ん坊の時、見ず知らずの人に抱かれるとかならず大泣きすることからはじまり、1歳ちかくなると、安全そうな大人にはすこしずつなれていくのですが、1-5歳の子供には近づかず、わたしから離れようとしません。

 

姉妹がいないから、とか保育園にいけば慣れる

 

とかいろいろいわれますが、ひとりっ子で同じ環境なのに、うちの娘ほど他の子どもをいやがる子どもを見た事がありません。1歳から現在まで、公園は好きでよく行きたがるのですが、他の子がいると絶対に私からはなれてあそびません。

 

たまに誰もいなくて、ブランコをしているところ一人でも子どもがくると、飛び降りてにげようとします。30分でも1時間でも他の子がかえるまで、ベンチにすわって、いなくなると”わあーだれもいなくなったね!”と喜んで遊びはじめます。娘はほかの子どもとくらべると、物覚えは良いようで、1歳になった時すでにたくさんの言葉が言え、2歳になる前の時点で4-5語文で話し今では普通に会話できます。一日中家にいる日は、ほとんどお絵描きをしたり、ここ半年コンピューターのグラフィックペイント(マウスを上手に使います )をしたりして遊び、外へ出なくても楽しいようです。

 

一人だけ同じ年頃でいつも私たち親同士の仲がよいのであそんでいる子どもがいるのですが、その子にたいしては、そばにいてもいやではないけれど、できれば近づかず、その子どものお母さんをものすごく慕って、その子のママがまるで自分の親友のように遊びます。体や頭の成長は問題無いのですが、ほかの子どもにたいする態度が少し異様なほどおくてでこの先とても不安です。どうしてほかの子どもがいるといやなの? ときいても、こたえません。毎日公園に行ったりして慣れていくのかと思っていましたが、どうも前より悪くなっているようです。

 

まだ2歳児は社会性がなく一緒にあそべないと育児書にありましたが、私としては遊ばなくてもよいから、逃げ出すとかしないで、せめて横に並んでくれるだけでもと、なさけなくなります。ほかの子どもが元気におもちゃの取り合いをしていても、絶対そういう状況にもなりえません。まずそばにちかよらないのですから。この間従姉妹の6ヶ月年下の子どものいる家に1週間とまりました。とても良い子なのに帰るその日まで、近くによりたがりませんでした。一体どうしたらよいのでしょうか? 近くに住む主人方の家族(みんな大人)をとてもすきで、ここだけはママがいなくても楽しくあそんできます。ただ、みんなやはり娘の公園での態度を心配しています。どうか良きアドバイスをください。(私達はシドニーに定住しております。主人はオーストラリア人です。)

(38歳・女性・主婦)

 

孝子先生からのアドバイス

 遠いシドニーからのご相談、ありがとうございます。
子どもは、自分のことを気遣ってくれたり、お世話してくれる大人が大好きです。ですから、お子さんが、お母さんやお友達のお母さん、そして親戚の大人の方々を好むのは、当たり前のことですよ。さらに、お子さんは言語発達がすばらしいということもあり、同じ年齢の友達より大人の方がつきあいやすいということもあるかもしれませんね。しかし、お母さんのおっしゃる通り、大人とばかり仲良くしていられればいいというわけにはいきませんよね。ご相談の文章を拝見するだけでは、まだまだわからない部分が多いのですが、一般論としては次のようなことも考えられます。

 

大人は、お子さんの要求をある程度まで受け入れることができますね。それに比べ、同じ年齢の子どもたちとはそうはいきません。自分の思いを相手に伝えられなかったり、自分の要求が通らないことも多いはず…。それが、嫌になってしまって大人と遊ぶことを好むようになることもあります。ですから、小さい年齢時には、大人としか遊ばないという子どもたちは結構いるんですよ。

 

対応法としては、まず、一人でいいから、仲良しのお友達を作ることから始めましょう。今後、お友達とずっと遊べなくなるということは、まずありませんので、大丈夫。たくさんお友達を作ろうとあせることの方がマイナスです。
 

それから、お母さん同士のお友達をたくさん作りましょう。まだ、2歳という年齢では、自分から友達になろうと声をかけるなんてことはできません。お母さん同士が仲良く、遊ぶ機会を多く持つようにして行きましょう。初めは、近寄らないかもしれません。そんな時は、お母さんが真ん中に入って、一緒に遊んであげてくださいね。

 

3~4歳は、幼児期の大きな節目。3歳をすぎると、お子さんは変わってくると思います。
根気良く、公園につれていってあげて下さいね。  

 

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斉藤孝子
さいとう たかこ
1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。
各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。
かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。
「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。