6歳の娘は冷蔵庫からお菓子を取り、スカートに隠して食べることがよくあります。 

 

「ちゃんと言っていいよ。隠れて食べるとおいしくないよ」と言っても泣いたり、嘘をついたりするのです。


わが家は転勤が多く、私は友だちを作ることが苦手なため、娘が1、2歳の頃にひきこもりのような状態になりました。その時に娘を十分遊ばせてやれず、怒るばかりの毎日で今でも罪悪感があります。そのためか、娘は「怒られるから言わなかったんだけど」と本心を打ち明けてくれることもあります。
 

また、弟の世話に追われ、娘を十分甘えさせることができていません。努力して、娘の気持ちを聞きだしているつもりなのですが、娘が嘘をついたとき、どのように接したらよいのでしょうか。


(福岡県中間市・主婦・32歳)

 

愛子先生からのアドバイス


嘘をついたと思わず安心感がもてる言葉かけを

 

慣れない土地での子育てはさぞ大変だったと思いますPHM15_0248.JPG。まず、あなた自身が「そのときは精一杯やったんだ」と思ってご自分を責めないことですよ。あなたは100点満点なのです。お嬢さんには「あの時はごめんね。一所懸命がまんしてくれたんだもんね、ありがとう」「いつもお母さんを怒らせないように気遣ってくれていたんだね」と言ってください。

 

◎「堂々と食べてくれたほうがうれしい」


お嬢さんの行動については、嘘ではなく「まだ苦しんでいるんだ」と捉えてください。あなたを困らせないようにと気遣うとても優しい子だと思いますよ。

 

大切なのはお嬢さんの気持ちを解放することです。「あなたが隠れてお菓子を食べても食べなくても、お母さんはあなたのことが大好きだからね」と言って安心させ、「お母さんが怖くて食べたくても食べられなかったのね。もう一切怒らないから、堂々と食べていいのよ。そのほうがお母さんはうれしいわ」と言葉をかけてください。そして「甘えたいのにいつも弟に譲ってくれていたのね。ありがとう」と弟の寝ている時などに存分に抱きしめて、子守唄などを歌ってあげてください。

 

現状をなんとかしたいと思っているあなたは愛情深い素敵なお母さんです。だから大丈夫。お嬢さんは変わっていきますよ。

 

*        *        *

 

高橋愛子(たかはし あいこ)

家庭教育研究所代表

1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研 修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。

☆高橋愛子家庭教育研究所  http://www.aiko-katei.com/

 

 


 

 

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