4歳の息子は体を動かすのが苦手です。しかし、幼児期が運動神経の発達には大切だと、本人の希望でサッカー教室に行き始めました。

 

ところが、「好きにできないのがイヤ」と3カ月でやめて

しまいました。

今度は親子でボクシングや水泳、ラクロスなどを体験したのですが、どれも「好きじゃない」「疲れる」と言います。ただ、先日プールに遊びに行った時、はじめは監視員を先生だと勘違いして「教えられるかも」と躊躇していたのですが、「自由に遊んでいい」と理解したら嬉しそうに遊び始めました。とにかく、誰かに教えられ始めるとすぐにやめてしまうのです。息子から質問されて教えた場合でも「これでいい」と聞かないことも。保育園では問題がないようなので、導き方や状況にもよるのでしょうか。

(東京都足立区・団体職員・38歳)

 

 

愛子先生からのアドバイス 

型にはめるのではなく「楽しい」「できた」を伝える

 

息子さんは自分で感じて、自分で決めて、自分で考えて対処するのが好きという自立心の強い性質の持ち主なのだと思います。教わりたくないのは、強制されたり、型にはめられたりするのが嫌だからでしょう。もし運動神経を発達させたいなら、いきなりスポーツを習わせるだけが方法ではありません。型にはめて教室などに通わせるより、親子で外で体を使った遊びをうんとしてみてはいかがでしょうか? 息子さんはまだ4歳。公園で競走したり、腕相撲をしたり、鬼ごっこをしたり、ボールを蹴ったり、体を使って何より楽しく遊ぶことが基本です。喜んで体を動かせば自然に運動神経は発達していくものです。

 

◎「こんなむずかしいことができるなんて、すごい!」

 

子どもはスポーツにしても何にしても、「そうじゃなくてこうやるんだ」と教えると自分を否定された気持ちになります。ですからまずは「楽しい」「おもしろい」「できた」と思わせることが大事です。できたことを「こんなむずかしいことができるなんてすごい!」「わあ、すごい。できたね!」とうんと賛美して喜びを与えれば、自立心に富んだ息子さんのことです。自ら進んでやるようになりますよ。

 

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高橋愛子(たかはし あいこ)

家庭教育研究所代表

1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研 修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。

☆高橋愛子家庭教育研究所  http://www.aiko-katei.com/

 

 


 

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『PHPのびのび子育て』は未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って、発刊している月刊誌です。