高2、中3、小5の子どもがいます。最近、子どもたちがそれぞれ携帯電話を持つようになり、直接子どもたち同士で連絡を取るようになりました。

 

とても便利だとは思うのですが、誰と何を、どのように

連絡を取り合っているのかが全くわかりません。子どもたちを信じてはいるのですが、家族の会話も少なくなったためか、悩んでいることがわからないのです。


一番感じているのは「距離ができた」こと。自分の世界を持ち、自分の意思で歩き始める子どもたちを見て、私自身が寂しいと感じているのかもしれません。実際、ほかのお母さん方はどのように感じているのでしょうか。どう乗り越えていけばいいのか、悩んでいます。
 

(沖縄県那覇市・会社員・42歳)

 

 

愛子先生からのアドバイス


自立した子どもたちに感謝し、ご自分の人生の充実に目を向けましょう

 

とても仲のよいごきょうだいなのですね。寂しいかもしれませんが、お子さんたちが立派に自立した証です。マイナスに捉えず、「子ども同士の絆を強めているのが携帯電話」と発想を変えてみてください。お子さんたちは親離れの時期。何に悩み、誰と連絡を取り合っているかなんてわからなくて当たり前なのです。大丈夫。あなたが育てられたお子さんたちですから。


ただ、最近は携帯電話のインターネットサイトにまつわる事件なども多発しています。年齢に合わせてアクセス制限機能の設定などをすると安心でしょう。

 

◎「ここまで育ってくれてありがとう」

 

そして感謝も必要です。
「こんなすばらしい子どもたちの親にさせてもらえてありがたい」「ここまで育ってくれてありがとう」と思い、お子さんたちを信じきることですよ。寂しく感じるなら、「お友だちと、どんなことを話しているの? 寂しいから、たまには教えてよ」と、明るく伝えればいいのです。

 

この時期の他のお母さんたちも、寂しさはあれど「ようやく手が離れてくれたわ」という気持ちも強いはずです。子どもたちが立派に自立してくれたのですから、あとは子どもを見守り、信じ、祈りながらご自分の内面と人生の充実に目を向けていかれるといいと思いますよ。

 

さあ、これからはご自身を喜ばせる番。自分を育てていくという気持ちで過ごしていかれてはいかがでしょうか。

 

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高橋愛子(たかはし あいこ)

家庭教育研究所代表

1938年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。3男1女の母親。カウンセラー、セラピスト、ファミリー・コンサルタントとして、企業や学校などで研 修を行なう。2009年より全国の親子支援者と「安心親子応援団」を結成。著書に『頭がいい親の上手な叱り方』(コスモトゥーワン)など多数。

☆高橋愛子家庭教育研究所  http://www.aiko-katei.com/

  


 

 

『PHPのびのび子育て』は未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って、発刊している月刊誌です。