4月新刊の家庭直販本『3歳からは、ほめて、認めて、ちょっと叱る』(若松亜紀著)から、「『いいとこフィルタ』でうまくいく!」をご紹介します。
 

 

 
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子どもへの「ほめ・認め」がラクラクできる方法を紹介します。ここが、基本の「き」となります。
家なら土台、化粧なら下地、ここだけは必ずモノにしてください。
 
人には「二つの見る目」があります。
一つは、いいところ(長所、美点、すばらしいところなど)が見える目。
いいところは「いいとこフィルタ」を通すと見えてきます。
 
もう一つは、悪いところ(短所、欠点、ダメなところなど)が見える目。
「嫌(や)なとこフィルタ」を通すと、嫌なところが見えてきます。
ここでの「フィルタ」は、カメラのフィルタみたいなものだと思ってください。
あなたは普段、どちらのフィルタで見ていますか。
 
お母さんたちにこの質問をすると、こんな答えが返ってきます。
「ダメな部分にばっかり目がいってしまう」
「他人のいいところは見つけられるのに、自分の子どもは見つからない」
「いいところなんてない!」(断言)
かく言う私もそうでした。
 
例えば子どもとごはんを食べているとき、
「ほら、こぼした」
「ほら、残した」
「ほら、左手どこいった?」
そうやって、直したいところばかりが見えるわ見えるわ。完全に「嫌なとこフィルタ」で見ていました。
なのにそれがまずいことだとは、これっぽっちも思いません。どちらかと言うと正しいことをしているつもりでした。
子どもをしつけているんだ、と。
今のうちに良い行ないを身につけさせるんだ、と。
きれいに言えば「親心」です。
なのにです。それを繰り返すうちに、家の中が息苦しくなってきました。会話がなくなる、空気が悪化する、子どもが自信をなくす。そういったマイナスのことが起き始めたのです。
 
ちょっと想像してみてください。食事のたびにだんなさまから言われている自分を。
「またこれ?」
「食べるものがない」
「おふくろの料理のほうが、うまい」
いかがですか。ごはん、おいしいですか。会話、続きますか。料理に自信、もてますか。悲しくなりますよね、そんなことばかり言われ続けたら。私なら、「離婚」の2文字が浮かびます。なのに私はずっとそれを、ノンとダイにやっていたのです。自分が言われたら腹立つくせに。
 
けれど、ご安心ください。
見る目は選べる、変えられるのです。
 
あなたは選べます。「いいとこフィルタ」と「嫌なとこフィルタ」、どちらで見るかを選択できます。さあ、どちらにしますか。
今まで嫌なとこフィルタで見るクセがついていたとしても、ダメなところばかり目がいっていたとしても大丈夫! 未来はあなたの意識次第です。
 
今すぐ「これからは、いいとこフィルタでいく!」と決めてください。
 
「いいとこフィルタでいく!」と決めたら、あとは自分に尋ねればいいんです。
「この子のいいところは、どこかな?」と。
 
さあ、これで準備OKです。あなたのレーダーは、「いいろころ」に照準が合いました。あとは脳みそが即席探知機になって、勝手にいいところを探し始めます。
では試しに、あなた自身のいいところを探してください。
 
・私って結構がんばりやさん!
・毎日ごはんを作っているし!
・いいお母さんになろうとしているし!
・いい子育て本も選べたし(そう思って~)
・いいぞ、いいぞ、わ、た、し!
 
ほら、見る目の基本はできました。
これ以降は、探しあてたものをどう伝え、やりとりしていくかについてです。
 
 
 
 
 

 

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(家庭直販本)
 
子どもが言葉を操る3歳からは、親子の会話が大切。「ほめる」「認める」「叱る」のポイントを楽しく紹介してます。親の言葉がけが、子どもの自信とやる気を引き出します!
 
 
 
 
 
 
 
 
【著者ご紹介】
 
若松亜紀  わかまつ あき
 
親子の集いの場「陽だまりサロン」オーナー。秋田大学教育学部卒業後、私立の幼稚園に7年間勤務。閉園により退職。その後、出産、子育てを経て2005年、自宅に子育てサロンをオープン。運営のかたわら、子育て、コーチング、コミュニケーションの講座やセミナー、執筆などを行なう。
著書に『子どもが輝く幸せな子育て』(ほんの木)、『もう怒らない! これだけで子どもが変わる魔法の“ひと言”」(学陽書房)、共著に『「ほめ方」「叱り方」「しつけ方」に悩んだら読む本』(PHP研究所)などがある。
ブログ「陽だまり日記」http://yaplog.jp/hi-damari/