4月新刊の家庭直販本『3歳からは、ほめて、認めて、ちょっと叱る』(若松亜紀著)から、「家が沈んだら『ほめ・認め』強化週間」をご紹介します。
 
 
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家が沈むと言っても、地盤沈下ではありません。陥没でもありません。家の雰囲気がです。
あー、家族間がぎくしゃくしてるなぁ。そう感じることはありませんか。
なんか最近、子どもの顔つきが暗いなぁ。そう思うことはありませんか。
もしかしたらそれは、叱る頻度が上がっているのかもしれません。もしくはあなたも、無表情や無関心になっているのかもしれません。
叱りや無視・無関心は、少なからず人に緊張をもたらします。
 
たまたま入った雑貨屋さんや食器屋さんが、しーんと静かすぎることがありませんか。こつこつ歩く音が店内に響きそうな。それどころか、すーぴーと鼻息まで聞こえそうな。
そんな店では手に取った小物を置くにも、冷汗かくほど気を使います。
 
家が沈んでいるとき、知らず知らずあなたもそうなっているかもしれません。
私もあります。ふと鏡に映った顔が目のすわったウシガエルみたいで、自分でもビクッとするときが。嫌でしょ? そんなのがずっと横にいたら。
 
家が沈んだら、「ほめ・認め」強化週間としましよう。日間でも月間でも、長さは個々で決めてください。
「ほめる」「認める」を増やすと、家族との関係がするするっと良好になります。
家も表情もぐーんと明るくなり、みんなが穏やかになります。
 
わが家でも、ものすごく平穏無事で家内安全な期間があります。いつだと思います?
私がこうして、子育て本を書いているときです。
いや実際、書くのに頭と時澗をとられて(1日3時間)、子どもにあれこれかまわないというのもあるかもしれません。ですがそれ以上の要因があります。
それは、執筆期間はお試し期間でもあるからです。
原稿を書いているときは、子育てに大切なことの振り返りになります。「そうだ、認めだよね」とか、「ふんふん、こうして聞くんだったな」などなど。そうして、ノンで、ダイで、それを実践・検証します。すると普段だったら、
 
子「食べるものない!」
母「失礼な! それを言うなら『食べたいものがない』と言え!」
とケンカになるシーンが、こう変わります。
 
子「食べるものない!」
 
 ふむ。
 ここで「そう」と聞くとどうなるか。やってみよう!
 
母「そう」
子「うん、煮た魚はちょっとね~」
 
  お? ソフトじゃんこれならどうだ。
 
母「じゃ、どうする?」
子「えっと~(冷蔵庫をごそごそ)。卵がある……そうだ、チャーハン作って!」
母「いいよ~ん」
 
 
お試し程度でもこの効果。積み重なったら、すごいことになると思いませんか?
家が沈んだら、最近雰囲気暗いなと思ったら、ほめと認めを増やしてください。
「おかえり」と目を見てにっこり、「わあ、汗かいてる。がんばって歩いて来たんだね」と頭をなでなで。そうやって子どもを迎えてください。仲良し家族復活です!
 
 
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【出典】
(家庭直販本)
 
子どもが言葉を操る3歳からは、親子の会話が大切。「ほめる」「認める」「叱る」のポイントを楽しく紹介してます。親の言葉がけが、子どもの自信とやる気を引き出します!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
若松亜紀  わかまつ あき
 
親子の集いの場「陽だまりサロン」オーナー。秋田大学教育学部卒業後、私立の幼稚園に7年間勤務。閉園により退職。その後、出産、子育てを経て2005年、自宅に子育てサロンをオープン。運営のかたわら、子育て、コーチング、コミュニケーションの講座やセミナー、執筆などを行なう。
著書に『子どもが輝く幸せな子育て』(ほんの木)、『もう怒らない! これだけで子どもが変わる魔法の“ひと言”」(学陽書房)、共著に『「ほめ方」「叱り方」「しつけ方」に悩んだら読む本』(PHP研究所)などがある。
ブログ「陽だまり日記」http://yaplog.jp/hi-damari/