その叱り方、子どもに伝わってますか?
叱るときにはワンクッションおいてから
子どもを叱るとき、親は怒りでカーッと頭に血がのぼり、つい感情的になることが多いようです。まずは深呼吸をしたり、10まで数えてみましょう。ワンクッションおくことで、冷静になることができます。我に返るために、今の自分の形相を鏡に映してみる方法もあります。
このように一呼吸おくと、「こんなことで叱らなくてもいいか」と思えることも。そして、おねしょなど叱っても意味のないことは、叱らないほうがいいのです。
本当に叱ったほうがいい場合は、一呼吸おくと、怒りを鎮めて冷静さを取り戻せて、子どもにきちんと向き合って、叱ることができるようになります。
子どもの気持ちに共感し、肯定語で話す
子どもに対しては、できるだけ否定語を使わずに、「こうするといいわよ」というような、肯定語で話すように心がけましょう。
普段から、「こうしたかったのね」「これが欲しかったんだね」というように、子どもの気持ちに共感して、それを言葉であらわすことが大切です。
子どもは「お母さんは、ぼく(わたし)の気持ちをわかってくれた」と感じて、心が安定します。そうすれば、お母さんの叱り言葉も必ず子どもの心に届きます。
子どもを叱る意味
頭ごなしに親の感情をぶつけるのは、「叱る」ではなく「怒る」です。「怒る」のでは、親の思いは子どもに伝わりません。一方「叱る」とは、子どものことを考えたうえでの、冷静な行為のことをいいます。