【4歳児のお悩み】上の子が私にかくれて下の子を叩く…
NGな言い方の例
「なんで下の子を叩くの! あなたは悪い子だね。お姉ちゃんなのに……」
「自分が叩かれたら、どんな気がするかわかるでしょ」とママに叩かれる。
愛情とやさしさは”おすそ分け”です。自分(上の子)がもらっていないと下の子にはあげることができません。それはどれだけ口酸っぱく「下の子を叩いたらダメ!」と言ったとしても、です。
では、どうすればよいのでしょうか?
OKな言い方の例
「ママのだーい好きな○○ちゃんを抱っこしてもいい?」(言葉と行動でママの愛情を伝える)
下の子のお昼寝時間に、男の子だったら「ママとデートね」「デートは大好きな人といっしょにいることよ」と言っておやつを食べる。女の子だったら、「今日は女子会ね」と言っておやつを食べましょう。
つまり、特別に密な時間を確保するわけです。そして、目に見えたことを言葉にして伝えましょう。この頃は、下の子が十分できないことで、上の子ができることがたくさんあります。
「ご飯終わったね」
「おー、もうトイレ行ったの?」
「今日はお絵かきしているのね」
と、目に見えたことを言葉で伝えるだけです。これは子どもを認めることになるので、子どもの心がぐっと安定してきます。
子どもを評価するのではなく、無条件の愛情を注ぐのです。この先下の子が大きくなると、「自分だってできるよ」と言うようになるので、今がやりどきですよ。まずは3日間取り組んでみましょう。そして、お子さんの様子を観察してみましょう。
1歳~6歳 9割は「叱ること」ではありません(PHP研究所)
「3つの魔法の言葉をつぶやく」「たくさん体に触れる」「名前で呼びかける」など、”子どもを叱らずにすむ工夫”が満載。あなたの「ムダ叱り」は必ずなくなります。