旅行へ連れて行くと、子どもの地頭がよくなる!?

陰山英男

旅はなぜいいのでしょう。それは感動があるからです。たとえば家から遠く離れた場所で夕日が沈むのを見て「きれい」と感動する。それが人生の楽しさであり醍醐味ではないでしょうか。

旅は家族のあり方の縮図であるとも思います。私は旅に出るたびに家族が一つになっていくことを実感していました。旅に出ると家族の結束が固まります。

本書『子どもの頭が45分でよくなるお父さんの行動』(PHP研究所)では、計算が速くなったり漢字を勉強したりする方法を紹介していますが、旅に出て夕日を見て感動するだけで脳は活発に動くので、それ自体が勉強です。

以前の私だったら「『夕日がきれい』ということを絵画や作文で表現しましょう。これが体験的学習です」などと言っていましたが、感動している間に激しく動く脳があれば、その時に「地頭」がよくなることがわかりました。

「フィリピンのスラム街、汚いなあ」

「板門店? よくわからないけどすごい!」

それがなぜなのか、調べたい人は調べてもいいけれども、まずはその場を味わって楽しむことが先で、それが勉強なのです。

知識を増やすのも大切ですが、豊富な体験は子どもたちの心の財産になります。

お父さんたちは家族のプロデューサーとして、子どもの体験を増やしてあげてください。

『子どもの頭が45分でよくなるお父さんの行動』

子どもの学力・地頭力は父親しだいで伸びる! 百マス計算でおなじみの著者が、2女1男を育てた経験から伝授する父親がするべきこと。

 

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