できなかったときの「励まし言葉」できたときの「絶品ほめ言葉」

井戸ゆかり

言葉とともに大切なこと―気持ちをこめて

子どもは大人のことをよく観察しており、「ありがとう」「今度はきっとできるよ」など、認める言葉がけや励ます言葉がけをするときに、気持ちが伴っていないと、それを感じ取ります。言葉に笑顔やスキンシップをそえると、お母さんの気持ちがより伝わりやすくなります。

できなかったときの「励まし言葉」

がんばってチャレンジしてみたのに、うまくいかなくてへこんでいるわが子に、どんな言葉をかければ元気を取り戻すのでしょうか。やる気を取り戻す「励まし言葉」を紹介します。

【1】「一緒にやってみようか」

できると思ってやったことができなくて、がっかりしたり、どうしたらよいのかわからなくなってしまったりすることがあります。そんなときは、「お母さんと一緒にやってみようか」という言葉がけに子どもは励まされ、再度チャレンジしてみようという気持ちになります。

【2】「きれいな色だね」

絵を描いていて、うまく描けないと途中でやめたり、周囲の人に見せたくないと隠したりすることがあります。苦手意識をもたせないことが大切です。そのようなとき、「きれいな色だね」「おいしそうなリンゴだね」と肯定的な言葉がけをして自信をもたせましょう。

【3】「次はきっとできるよ」

「どうせできない」とあきらめて意欲をなくしてしまう場合があります。そのときに、「次はきっとできるよ」と励ますことによって、関心がもどり、「またやってみよう」と思うようになります。できないところを一緒に手伝って達成感がもてるようにするのもコツです。