できなかったときの「励まし言葉」できたときの「絶品ほめ言葉」
【4】「がんばったね」
4歳くらいになると、「できる」「できない」ことを周囲と比べるようになり、できないときには自信を失いやすくなります。しかし、できたかできなかったかという結果に目を向けるのではなく、そのプロセスに目を向けた言葉がけをすることで自己肯定感がもてます。
【5】「ケガしなくて、よかった」
食後にお皿を運ぶ手伝いをしていたときに、手がすべってお皿が割れてしまったとします。子どもは失敗してしまったことを感じ、お母さんに怒られると思うことでしょう。しかし、叱るのではなく、子どもを心配する言葉がけをすることで、不安が取り除かれます。
【6】「お母さんが見ているから大丈夫よ」
できないとき、不安なとき、1人ではなかなか前に進めないことがあります。でも、「お母さんが見ているから大丈夫よ」と言葉がけをすることで、「1人ではないんだ」「お母さんが見てくれている」という安心感を得て、意欲につながります。
【7】 「つらかったね」
失敗したときや、できると思ったことができなかったとき、励ますことも大切ですが、「つらかったね」「悔しかったね」などと、子どもの気持ちに共感することも大事です。お母さんに共感してもらえたことで受容されていると感じ、つらさを乗り越えることができます。
できたときの「絶品ほめ言葉」7
チャレンジが成功したとき、子どもが望むのは、お母さんの笑顔とほめ言葉。絶品ほめ言葉を使って、いっぱいほめて子どもの笑顔を増やしましょう。それが次のやる気に通じます。
【1】「やったね、おめでとう!」
なかなかうまくいかなかったことができたとき、少しハードルが高いと思われたことができたとき、笑顔で喜び、一緒に祝いましょう。子どもを思いきり抱きしめてもよいと思います。一緒に喜びを分かち合うことは、自己肯定感や自信につながります。
【2】「約束、よく守れたね!」
たとえば、食事中に離席しやすい子どもに、「ごはんのときは座って食べようね。お約束ね」と言って、食事中に離席することがなかったときには、「約束、よく守れたね」とほめましょう。ほめられたことがうれしく感じられ、だんだんと約束が守れるようになります。
【3】「ありがとう! お手伝いしてくれて助かったわ!」
積極的にお手伝いをしてくれたとき、感謝の気持ちを伝えると、子どもは自分の存在価値を感じ、自己肯定感をもつことができます。感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉にこめて伝えることは大切です。家族間でも「ありがとう」という言葉を大事にしましょう。