子どもの自立を奪う「親のNG行動」

竹内エリカ

子どもの自主性を引き出す「かきくけこ」の法則

子どもの自主性を育て、やる気を高めて能力を伸ばすために親ができることは、子どもに「か・き・く・け・こ」の機会をできるだけたくさん与えることです。

かんがえる=自分で考えさせていますか?
きかくする=ひらめきや発想を、大事にしていますか?
くふうする=創意工夫する時間を与えていますか?
けいかくする=自分で計画させていますか?
こうどうする=行動を見守っていますか?

習い事でも勉強でも、させる以上は、どうしても結果や成果を求めてしまうのが親心。でも、そうした思いがあると、期待通りにできない子どもに対して「なぜできないの!」とイライラしがちですし、先回りして答えを教えたくなってしまいます。

自立した子になってほしいと願うなら、何より大切なのは子どもが自分で判断し、行動する力を養うこと。親が目先の結果にこだわって子どもをジャッジしたり、「○○しなさい」と一方的に指図したり、先に答えを教えてしまったら、子どものやる気はいっこうに育たず、能力も伸びません。

子どもは、自分自身で「考え」たり「企画」して、「工夫」しながら「計画」を立て、「行動」することで成長し、才能を伸ばしていけるのです。