「どうして泣き止まないの?」親が気づかない”子どもが癇癪を起こすワケ”
小さいお子さんを持つ多くの親御さんの頭を悩ませるのが「子どもの癇癪」。声が嗄れるほど泣き叫ぶ我が子を見て、「わたしが泣きたいよ…」なんて思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、子どもの癇癪についてあまり理解できていない親御さんも多いのではないでしょうか。
「癇癪を起している子どもはどのような状態なの?」
「泣き止むまではほっといていいの?」
「成長とともに癇癪は収まるものなの?」
「ウチの子もしかして発達障がいなんじゃ…」
小学校・幼稚園で勤務し、公的ボランティアを通して多くの親子と関わった経験を活かして、現在は執筆や講演、個別指導などで幅広く活動する田宮由美氏が、多くの親御さんを悩ませる「子どもの癇癪」を丁寧に解説し、その疑問に答えます。
※本稿は『PHPのびのび子育て』2021年6月号より転載したものです。
「子どもの癇癪」って?
声が嗄れるほど泣き叫ぶ。床に仰向けになって手足をバタつかせ、
いったん気持ちが爆発すると、
癇癪には個人差がありますが、概ね1歳を過ぎた頃から始まり、2〜3歳がピークで、
2歳頃は第1次反抗期、いわゆるイヤイヤ期と重なり、
「癇癪」 は成長発達の一過程
癇癪を起こすのは「育て方が悪いから?」「
ですので、
「望むモノが欲しい」「試してみたい」「かまってほしい」「
幼い子どもは、
そのため、
ですが、
そして、
生