教わるのが嫌いな息子~子育て相談室

高橋愛子

高橋愛子先生からのアドバイス

型にはめるのではなく「楽しい」「できた」を伝える

息子さんは自分で感じて、自分で決めて、自分で考えて対処するのが好きという自立心の強い性質の持ち主なのだと思います。教わりたくないのは、強制されたり、型にはめられたりするのが嫌だからでしょう。

もし運動神経を発達させたいなら、いきなりスポーツを習わせるだけが方法ではありません。型にはめて教室などに通わせるより、親子で外で体を使った遊びをうんとしてみてはいかがでしょうか?

息子さんはまだ4歳。公園で競走したり、腕相撲をしたり、鬼ごっこをしたり、ボールを蹴ったり、体を使って何より楽しく遊ぶことが基本です。喜んで体を動かせば自然に運動神経は発達していくものです。

「こんなむずかしいことができるなんて、すごい!」

子どもはスポーツにしても何にしても、「そうじゃなくてこうやるんだ」と教えると自分を否定された気持ちになります。ですからまずは「楽しい」「おもしろい」「できた」と思わせることが大事です。

できたことを「こんなむずかしいことができるなんてすごい!」「わあ、すごい。できたね!」とうんと賛美して喜びを与えれば、自立心に富んだ息子さんのことです。自ら進んでやるようになりますよ。