男の子は思うままに文句を言いがち!?
同じ土俵で反論したい気持ちは、わかります
たとえば忙しくて買い物ができないまま、急いでつくった夕食のおかずが物足りなかった時。「えー、これだけー⁉」なんて言われたら、カチンときますよね。女の子はそんな時、「私、これ好き」なんて言えちゃったりするんです(笑)。
自分でも「どうかな?」「うまくいかなかったな」と思っているところをドーンと突かれたら、カッとなるのも当然です。
だけど、そこで「もう食べなくていい!」とか「じゃ、あんたがつくりなさい!」と同じ土俵に立って言い返すよりも、「そうだねー。今日はすごく忙しくて時間がなかったからね」と受けとめて、受け流すほうが、お母さんにとってもラクじゃないかなと思います。
つい言ってしまう言葉…「文句言わないの」
↓
こう言いかえてみて!…「そんなこと思ってたんだね。きちんと気持ちを聞かせてくれる?」
男の子の自立を決めるお母さんの叱り方
小﨑恭弘(保育学者)
「コミュニケーション力」「自分を愛する力」「やり抜く力」「楽しむ力」「耐える力」「助ける力」――叱り方を変えれば、男の子の自立に必要な6つの非認知能力が身につきます。