奇声をあげる~子どものイライラ行動

おやのめぐみ

やさしさとユーモアにあふれるアドバイスで人気の子育てアドバイザー・おやのめぐみ先生。家庭直販書『お母さんが変われば、子どもの「イライラ行動」が変わる!』では、親をはじめとした周囲の人たちをイライラさせる子どもの行動について分類し、そのおおもとの問題の解決策や個々のケースについての具体的なアドバイスを提示してくださっています。

外出時、突然「キーッ」といった奇声を発します。特に機嫌が悪いわけでもなさそうなのですが、突然始まるので止めようがないし、周囲の人が驚いたり、不機嫌になるのがたまりません。どうしたいいでしょうか?

※本稿は、おやのめぐみ著『お母さんが変われば、子どもの「イライラ行動」が変わる!』(PHP研究所)から一部抜粋・編集したものです。

おやのめぐみ(小屋野恵:子育てコンシェルジュ)
子育てや教育に関するテーマを中心に企画・編集・執筆活動を行う。そのやさしさとユーモアにあふれる文章は、多くの読者から支持を得ている。著書に『お母さんが変われば、子どもの「イライラ行動」が変わる!』(PHP研究所)、『お母さん次第でぐんぐん伸びる!男の子の育て方』(メイツ出版)など多数。https://oyanomegumi.com

突然やってくる「奇声シーズン」

確かに、子ども特有の「奇声」というものがありますね。大人たちのそれとは違い、脳に直接響くという感じで、決して気持ちのいいものではありません。

私も最近、電車の中で突然「キーッ!」という声が上がり、ドキッとさせられたばかりです。周囲の人もいっせいにその親子のほうを向き、いっしょにいたお母さんはとても決まりが悪そうでした。私自身、ドキッとはさせられましたが、あのように注目されてしまうのは、ちょっと気の毒だと思いました。

この奇声シーズンは、1~3歳くらいのあいだが中心になるようで、ほとんどの場合、成長とともにおさまっていきます。