子どもが2歳になったら「赤ちゃん言葉」はもうやめよう
責任感も芽生えます
この時期になると、走ることも安定し、服の着脱がかなり上手になっています。身体の筋肉の発達はすすみ、箸で食事をとることも可能になってきます。生活面で責任のとれる場面が増えてくるころでもあります。
子どもが何か失敗をしたとき、叱るのではなく「みんなの邪魔をしないでくれるかな?」「お母さんと一緒に後片づけしてくれる?」などとやさしく対応すれぱ、子どもに責任のとり方を学ばせることができます。
また、この時期は、自分のやることに興味を示し、言葉によるコミュニケーションもできるようになっています。情緒面では、恐怖、嫌悪、怒り、嫉妬、悲しみ、苦しみ、興奮、喜び、うれしさ、得意さ、大人や子どもへの愛情などの発達が見られます(ブリッジェスによる)。
遊びの目安と注意点
この年齢は「並(平)行あそび」といって、ほかの子どもと一緒の部屋にいても関係を持たずに遊ぶ時期です。無理にほかの子と仲良くさせないで、徐々に相互関係をつけられるようにします。日中は一人あそびをさせ、子どもと遊ぶときは決まった時間にするといいでしょう。
0・1・2歳 赤ちゃんの心を育てる楽しい五感あそび(PHP研究所)
誕生から36カ月までの赤ちゃんの心身の成長・発達に最も適切な「五感への刺激」を意識した遊びを紹介しています。自主性や社会性の芽を育てながら潜在能力を伸ばし、心を育む1冊です。