ガミガミしなくてOK!感情的にならずに上手に伝えるヒント
感情的に怒ってしまいそうなとき、言葉を荒らげないで子どもと接するにはどうしたらいいのでしょうか。上手に伝えるヒントを紹介します。
※本記事は、『PHPのびのび子育て』2017年月11月号より、一部を抜粋編集したものです。
園田雅代(創価大学教育学部教授)
大学にて臨床心理学の教鞭をとる傍ら、臨床心理士として多くの親子・教師のカウンセリングにもあたる。著書に、『自分の気持ちがきちんと言える38の話し方』(監修・編著、合同出版)などがある。
ついガミガミ言いがちな シーン別 感情的にならずに上手に伝えるヒント
思い描く理想の子ども像はそれぞれ違うかもしれませんが、わが子をいい子に育てたいというのは、すべてのお母さんの願いです。子どもをしつけたり、教育したりするのも、その思いがあるからこそ。ときには、叱って諭す場面も出てくることでしょう。
とくに3歳、7歳のいわゆる“反抗期”は、成長してきたがゆえのむずかしさもある時期です。成長した分、親への反抗が増えてきがちで、言うことを素直に聞いてくれないわが子に、ついイライラして怒ってしまうこともあります。
・子どもを怒りたくなるのは、お母さんなら当たり前のこと
でも、カッとなって怒ってしまった自分を「こんな自分は、ダメな親だわ」と責め過ぎないようにしてくださいね。怒るのは、いい子に育てたいというお母さんたちの熱意と愛情の現われです。子育てを一生懸命やっているからこそ、お母さんが怒りたくなるのは、当たり前のことなのです。
とは言っても、怒り方にはコツがあります。そのコツを知って、どうせ怒るのなら上手に怒れるお母さんになりましょう。