【年代別】子どもの成長に合わせた「早く」の伝え方、サポートのコツ
6~8歳 適切な指示や評価をしましょう
ある程度のことは、自分1人でできるようになります。親の言うこともよく聞くようになり、いい子になりたい、ほめられたいという思いが強くなります。
この年齢の頃は、子どもの行動に適切な指示や評価を与えることにより、しっかりとしつけていける時期です。子どもの気持ちを受け入れながら、効果的な言葉かけをしていきましょう。
多忙な生活を強いられ、時間に追われているお母さんは、子どもがすぐに言うことを聞いて、さっさと行動してくれることを期待しています。しかし、子どもは親の付属物ではありませんから、親の思い通りには動いてくれません。
逆らっているわけではなく、未熟な子どもには大人が思うほど簡単にはできないことがあり、他のことに気を取られてしまうこともあるのです。そんな時は「早く」と言えば言うほど、子どもの気持ちは乱されてしまいます。
確かに親の気持ちを逆なでするように、時間がない、早くしたいと思う時ほど子どもはグズグズと時間をかけるようなことをします。でもそこで、子どもの気持ちや状況を無視して、ただ「早く!」を強要しても子どもとの関係は一層ギクシャクし、悪循環に陥ってしまうでしょう。
子どもを「個」として尊重することが大事です
親のほうがゆとりをもって子どもの気持ちに寄り添い、歩調を合わせれば、子どもは案外素直に行動してくれるものです。子どもは急き立てられ指示され、時には非難されるよりは、認められ励まされることのほうが、ずっとやる気を喚起させられます。
子ども自身がやろうと欲すれば、親が思う以上に一生懸命頑張れるものです。親は常に自分とは別個の人格として子どもを認め、子どものペースを尊重することがとても大事なのです。