爪かみ、鼻ほじり…悪いクセが直りません~子育て相談室
高橋愛子先生からのアドバイス
どうしていけないのか理由をしっかり説明しましょう
注意してもやめないのは、やめたいと思っていないからでしょう。なぜいけないのかという理由や影響を話しましょう。
「お鼻は脳とつながっているから、お鼻をほじってバイ菌が入ると大変なことになるのよ」「爪の間にはいろいろなバイ菌がいて、爪をかむとバイ菌が口から入ってお腹が痛くなったり、いろんな病気になっちゃうのよ。だからやめようね」と丁寧に話してやれば、お子さんも「そうなのか」と納得してやめるようになると思いますよ。
◎「爪をかまなくなったね。よかったね」
それでもクセが出てしまうときは、まだ爪をかんでいても「○○くん、爪をかまなくなったね。ママのお話を一生懸命聞いて、お兄ちゃんになったんだね、よかったねぇ」と過去形で言ってみてください。
言葉には暗示の力がありますから、「爪をかむのはだめよ」「鼻をほじるのはダメよ」という言い方をすると、本人もやめようと思っていても、そこが強調されて無意識にどんどんやるようになってしまいます。
暗示をかけるなら、「やらなくなった」という言い方をし、「もう5歳だもんね。爪をかまなくなったね、さすがだね」と励ましの気持ちを込めながら、たくさん過去形で言葉をかけてみてください。実際、もうやめはじめているのですから…。