「算数ができる子」の親の共通点とは

大迫ちあき
 

第二のポイントは、ほめるハードルを下げる

それから、第二のポイントは、ほめるハードルは極力低くしてあげることです。

ほめるの基準を「100パーセントできたとき」に設定してしまうと、正解でなければほめてあげられなくなります。ほめることがむずかしくなって、ほめる回数も少なくなります。

ほめる回数は、自信とやる気度数に直結しています。

子どもが「できた!」と喜んでいるのに冷ややか~に「それぐらいで喜ばないの」と水を差したり、できたことを「まだまだ」と言わんばかりにほめてあげなかったり……。

こういうお話をすると、ときどき、「先生、うちの子はほめるところがありません!」なんてびっくりするようなことを言われるお母さんがおられますが、そんなことは絶対にありません。

「そんなにほめたら、いい気になって天狗になります」と言われる方もおられます。でも、そのうち天狗の鼻は折れますから、しばらくの間だけでも高くしてあげてもいいのでは?

これでは、子どもと「喜びの共有」をすることもできませんよね。

ですから、完璧にできることを目指さないで、50パーセントできたらほめてあげましよう。100パーセントを50パーセントに下げるだけで、ほめられるところがいっぱい見つかります。

そもそも最初から100パーセントできる子はいません。お母さんが期待していたレベルに達しないことだっていっぱいあります。それでも「できた」ことは、できたことです。親の目からしたら物足りなくても「すごい! がんばったね!」と言ってあげてほしいと思います。

取り組んでいる最中も、できているところを見つけて、「ここまではできているよ!」と、たくさんほめ言葉をかけてあげましょう。

「もっとやりたい」「もっとできるようになりたい」の「~~たい」という思いが強くなっていきます。だから、ハードルを下げてお子さんをたくさんほめてあげてください。

この2つを大切にするだけで算数ができる子になっていくのですから、そんなにむずかしいことではないですよね?

NGワード
・たいしたことないわね
・まだまだだわね
・うーん、半分くらいの出来?
・まあ、ふつうかな

OKワード
・よくできてるね
・集中してがんばっていたね



人気算数教室の講師が「折り紙でパズル遊びをする」「さんすう言葉を使う」など、楽しく遊ぶだけで自動的に子どもが算数好きになる魔法のコツを紹介します。難しいことは一切なし!子育てが楽しくなる