娘が中学受験の塾でトラブル! 親として自信がなくなった…~子育て相談室

斉藤孝子

子ども同士のトラブルが原因で、相手のご両親と非常に険悪なムードであると悩む相談者。シングルエイジ教育研究会の斉藤孝子さんが、子育ての悩みに答えます。

※この記事はWEBサイト「PHP INTERFACE」に掲載されたものです。

斉藤孝子(さいとう・たかこ/日本ベビーコーチング協会理事)
1963年生まれ。日本ベビーコーチング協会理事。1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。

娘が塾で起こしたトラブル…

小学校4年生の娘の事でご相談いたします。兄弟は高校2年生の兄がおりますが、非常に静かで成績も中位であまり争い事を好みません。逆に、娘は非常にアクティブで積極的で言葉も多く、すぐ行動に移すタイプです。その娘が小学校1年生から通っている中学受験用の塾で問題を起こしました。

内容は、非常に仲の良いおとなしい女の子のお友達とちょっとしたシール交換のトラブルの中で相手の首を絞めてしまったそうです。

「忘れたら殺してもいいよ!」「今日持ってくるの忘れちゃったんだ!」「じゃ~約束通り!」という感じで冗談で首を絞める真似をしたそうですが、相手の子には相当ダメージが来てしまったようで、顔が青ざめてしまったそうです。

そのお子さんが塾から自宅に帰って、親御さんに首を絞められて苦しいという報告をするとお父様が塾に殴りこみに来て加害者となった私ども夫婦がお詫びに塾へまいりました。

本人は泣きながら反省の言葉を述べていましたが、先方のお父様は子供にも私たちにも罵声の嵐。私は専門学校の教員をしていて共働きです。

娘はといえば、親がひたすら謝る姿・塾の先生がひたすら謝る姿を見て当日は反省して「もう二度としません。」と泣きながら誓っていましたが、次の日は余りくよくよもせず、学校に行きました。(そのお子さんとは違う公立小学校です。)

但し、先方のお父様から言われた「お前か!」「首を絞めやがったのは!」というような事を言われて「先生にも迷惑を掛けた塾にはもう行きずらい」と言っています。これを機会に塾は退塾させたいと思っています。

悪い事をした時には、お尻や足などを叩いて怒る事もありますが、それも年に2回程です。それ以外は、挨拶や悪い事の区別を付けさせるように、親としての指導をしてきたつもりですが、今回の事で自信をなくしてしまいました。

先方のお父様は言うだけ怒鳴って帰りは塾の受付に棄て台詞を言って帰ってしまいましたが、ご本人は今の所大事には至らなかったようです。私どもの今後の対応はどのようにすれば良いでしょうか?

(41歳、女性)