上の子を叩いてしまう~子育て相談室
斉藤孝子先生からのアドバイス
上の子はとっても優しくて、こんな母親なのに「ママ大、大、だーい好き」なんて言ってくれます。私も落ち着いている時は「最近、怒ってばかりでばかりでごめんね。ママも大好きなんだよ。」と素直に話せるのですが。…お母さんのこの文章を読んで、「良かった」って安心したのが、今の正直な気持ちかな。
子育てに追われ、忙しく大変な毎日の中で、思うようにいかず、お子さんに手をだしたくなるのは、お母さんだけでなく、誰もがあることだと思います。
でも、エスカレートしたくなるのはその場の感情だけ。もっと、お母さんの奥底にある大切なことをたえず、思い出し、振り返ってみて!
大切なこととは、上記のお母さんのような気持ち。どんなことがあっても、わが子を「愛している」という気持ちだと思いますよ。それは、誰にも負けない強い強い愛の母子一体感です。
お子さんのこと、叩きたくなった時、すぐ、叩かず、ぐっとこらえて、どうしてお子さんは言うことをきかないのかなあと考えてみてくださいね。そうしたら、お子さんの心の叫びが聞こえるかも?
きっと、お母さんのことが大好きな上のお子さんは、弟にお母さんを取られたようで、不安で不安で反抗しているのかもしれませんよ。「弟のお世話で忙しそうだけれど、僕のことも愛して! ぼくのことも見つめて! もっとかまってよ…」なんていう声が私には聞こえてきます。
大好きなお子さんのこと、とにかく無条件でいっぱいいっぱい抱きしめて、「大好きだよ」っていってあげてください。1回叩いてしまったら、5回は抱きしめることをしてあげてください。そうしたら、きっと、叩いていたことがウソのような楽しい日々がやってくると思いますよ。
本来のご自分にもどって、優しくなってくださいね。お母さんならできます!