子どもを上手にほめるコツ「喜びを素直に言葉で表そう」

高取しづか
2023.05.29 19:37 2023.06.15 19:00

海で遊ぶ親子

子どもはほめて育てるほうがいい。でも、どうやってほめたらいいのかわからない!  そんな時は、あなたの気持ちを素直に言葉で表してみましょう。

※本稿は、高取しづか著『子どもが本当に待っているお母さんのほめ言葉』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

高取しづか
NPO法人JAMネットワーク代表・「ことばキャンプ」主宰。消費者問題・子育て雑誌の記者として活躍後、1998年渡米。アメリカで出会った仲間や日本の友人とJAMネットワークを立ち上げた。「子どもの自立トレーニング」をテーマに新聞・雑誌・本の執筆や、各地で講演活動を行なっている。神奈川県の子育て支援の委員をつとめ、子育てや教育の現場で支援にあたっている。著書に、『「ことば力」のある子は必ず伸びる!』(青春出版社)『イラスト版気持ちの伝え方コミュニケーションに自信がつく44のトレーニング』(合同出版)他多数。

親が喜ぶと子どもも嬉しい

あなたのために、子どもが何かをしてくれたときに「うれしい!」と素直に言葉にしていますか?
うれしかったり、助かったり楽しかったり、そんな気持ちのとき、あなたの素直な気持ちを、自分の言葉で伝えてください。駄々をこねても憎まれ口をきいても、子どもはあなたのことが、大好きなのです。
いつも、あなたのことを喜ばせたいと思っているのです。
だからこそ「○○してくれてうれしい!」と言ってもらえると、「お母さんが喜んでくれた」「役に立つことができた!」と喜びを感じるのです。

パパと子とママ

「うれしい!」
「助かったわあ~!」
「楽しいなあ」
「ありがとう」だけでも十分ですが、「うれしい」のひと言があると、より気持ちが伝わります。
「うわ~、うれしい!」と素直になって喜びを表してみましょう。
喜び上手な友人がいます。「うれしいわぁ」「楽しいな」ととっても表情豊かに喜びます。だからでしょうか、彼女の周りには、人がいっぱい。
大人だって同じ。人はだれかを喜ばせることが好きなのだな、とつくづく思います。

ほめほめワード

「お手伝いしてくれて、うれしいな」
「元気に起きてきてくれて、うれしいな」
「うわぁ! お片づけしてくれたんだ! うれしい!」

子どもが本当に待っているお母さんのほめ言葉

子どもが本当に待っているお母さんのほめ言葉(PHP研究所)
あなたのほめ言葉は本当に子どもに伝わっていますか? 子どものやる気をくじくNGワード等を具体例でわかりやすく解説します。簡単にできる言い換えワークや対処法も紹介しています。