保育園で大号泣の子ども…それでも「仕事に行きたい親」の罪悪感をどう乗り越える?
保育園イヤイヤに悩むママたちへ
お子さんと別れる時に後ろ髪を引かれるママには、悩まずに、そんな自分を認めてあげてください。その気持ちは、お子さんの立場に立って考えられている証拠ですし、とても素敵なことだと思います。子どもたちは保育園にすぐ慣れますので安心してくださいね。
一方で、お願いしたいことが 1 つあります。ママは仕事で疲れたままお迎えに来て、一刻も早く帰りたいという日も多いはず。時々園ではよい子にしていたのですが、ママを見た途端にぐずったり、反抗したりするお子さんがいます。がんばった気持ちを汲み、怒るのではなくギュッとして褒めてあげてください。
いろんな情報があふれる時代ですが、子育てに正解はありません。子どもはママの笑顔が大好き。ごはんを一生懸命作るのもいいですし、お弁当を買ってもいい。なるべく余裕を持つことを心がけ、お子さんと向き合えるといいと思います。
子どもたちはすぐ大きくなり、一緒に遊んでくれなくなります(笑)。大変な時期でしょうが、今だけの子育てを、がんばり過ぎずに笑顔で楽しんでください!
こんなときはどうした? 先輩ワーママの体験談
・初日大泣きも、今は秒でバイバイ
初日は長男・次男ともに大号泣。しがみついてる2人を先生に引き剥がしてもらってようやく、という感じで、2人の泣き声を背に保育園を後にしました。
お迎えの時まで泣いている…ということはなかったものの、長男はクラスメートとも遊ばず、給食も食べられない日が続いて少し心配に。ただ、先生のことは大好きでべったりだったから、大丈夫だろうと確信(笑)。
お別れの時に2人が泣かなくなったのは、3週間ほど経過したあたり。お友達もできて今やママにもパートナーにも目もくれず保育園に秒で吸い込まれて行きます。
・働いていることに罪悪感を覚えない自分でいたい
生後半年から無認可保育園に入れて週1回ほど預けていたので、復職し、預けるのが毎日になってもあまり泣いたりはしませんでした。
預けていることに罪悪感があったのは事実ですが、私が「ごめんね」と言ってしまったら、子どもも「ママは私に悪いことをしているんだ」と認識してしまうのではないかと思い、お迎えが遅くなった時は「待っていてくれてありがとう!」と伝えるようにしていました。
・思い返せば戦争だった……
息子は保育園が大嫌いで、半年以上は「行くのがいや!」と出発前から泣いていました。手を離すと逃げてしまうのでしっかりつないで、先生にお渡ししてから息子の泣く声を背に、逃げるように保育園を後にしていた時もありました。
迎えに行くと元気にしているので、保育園が嫌いなわけではなく、ママと離れることがつらいのだと判断し、しばらくパートナーに送りを依頼しました。息子もパートナーとなら少し落ち着いて登園できることが増え、だんだん慣れていった記憶があります。
パートナーの巻き込み方!
・パートナーに送りを積極的にお願い!
「パートナーが送りの時は平気」というパターンもあるので、可能な限りパートナーの頻度を増やしてもらうのもいいかも。保育園に行くことを楽しいイベントにするべく、列車ふう、飛行機ふう、小脇に抱えた小荷物ふうなど、パートナーに子どもの抱っこの仕方を工夫してもらうのも手。
・保育園での楽しそうな様子を先生に聞く
泣いて別れる姿しか見ていないと、1 日中泣いているのかも……と保護者も不安になりやすい。そんなときは保育士さんに積極的に園での様子を聞いてみよう。楽しく遊ぶ姿を確認できたら安心できるはず。
まとめ「ママと離れるのが寂しいのは当たり前」
●子どもの切り替えは案外早い! ママの顔が見えなくなったら10分くらいで泣き止んでいる
●保育園は子どもにとっても楽しい場所。通い始めて半月〜1カ月で必ず慣れます!
●ママと離れるのが寂しいのは当たり前。笑顔で送りお迎えしよう!
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