息子が精通を迎えたかも… 母親から声をかけるのはタブー? 【親子のための性教育(1)】

おさだしずこ
2025.01.17 15:32 2025.01.21 11:50

おさだしずこ 親子の性教育①

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思春期を迎えると、子どもたちの心と体には大きな変化が訪れます。その変化に戸惑うのは子ども本人はもちろん、親も同じこと。

「こんな時、どう対応すれば?」という切実な悩みについて、看護師であり性教育講師として活躍されているおさだしずこ先生に、専門家の立場からお答えいただきます。今回は、子どもが精通を迎えた際の適切な対応について解説していただきました。
(イラスト:おがたちえ)

※本記事の「男の子・男性」とは、男性器を持つ体の方を、「女性」とは女性器を持つ体の方を指しています。

こんな時どうすりゃいいの? 男の子の精通

「小学校高学年の息子が、汚れた下着をこっそり洗濯カゴに入れていました。直接何も言ってはこないけれど、どうやら精通を迎えた様子。

そっとしておくべきかなとは思うけど、下着は自分で洗ってから洗濯カゴに入れてほしい…。

やはり母親から声をかけるのはタブーなのでしょうか? 自分自身も戸惑いがあり、どう対応していいかわかりません!」

お母さんには理解しにくい男の子の身体の変化

「精通って何ですか?」
「射精とは違うのでしょうか?」

性教育の講演活動をしていると、こんな質問をくださるお母さんが意外といらっしゃいます。

おさだしずこ

看護師・性教育講師
思春期学会性教育認定講師。現役婦人科看護師。慢性期・急性期混合病棟臨床経験あり。現在は、「こころとからだが幸せになるための性教育」をテーマに、学校での性教育授業、PTA講演会、地域での絵本を活用した性教育など、幅広い活動を展開している。5児の母。

Instagram:@shizuko_osada_seikyouiku