低学年の子は要注意のランドセル症候群 整形外科医がすすめる「負担の少ないランドセルの背負い方」
春、新入学や新学期の季節を迎え、体よりも大きなランドセルを背負って歩く子どもたちの姿は微笑ましいものです。一方で、高学年になると、成長した子どもの背中にすっかり小さく見えるランドセルが、また違った感慨を呼びます。
どちらの姿も、子どもの成長を実感させてくれるものですが、その一方で、近年「ランドセル症候群」という問題が注目されていることをご存じでしょうか?
今回は、ランドセル症候群とは何か、またその予防策について札幌中央整形外科クリニック院長の亀田和利先生に詳しく聞きました。
重すぎるランドセルが子どもの体に及ぼす影響
――最近”ランドセル症候群”という言葉を耳にしますが、具体的にはどのような状態を指すのでしょうか?
亀田医師: 「ランドセル症候群」という言葉は、医学的な診断名ではなく、通俗的な表現です。これは、重いランドセルを長時間背負うことで、肩こりや腰痛、猫背などの姿勢の悪化を引き起こす状態です。特に体の小さい低学年の子どもは、ランドセルの重量が体重の15%以上になることもあり、身体的な負担が大きくなります。
――ランドセルは日本の小学生にとって当たり前の存在ですが、そもそもどのようにして広まったのでしょうか?