「1年後の今日は何曜日?」が5秒でわかる! 算数が面白くなる裏ワザ

永田耕作(著),西岡壱誠(監修)
2025.04.08 12:25 2025.04.17 11:50

笑顔でタブレットをみる親子

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来年の今日は何曜日?実は、カレンダーを見なくても、簡単な計算でわかるんです。子どもが喜ぶ算数の裏ワザを、『東大式すごワザ!計算ドリル』よりご紹介します。

※本稿は、永田耕作著、西岡壱誠監修『東大式すごワザ!計算ドリル』(実務教育出版)から一部抜粋・編集したものです。 

曜日あて算

東大式すごワザ!計算ドリル

とつぜんですが、カレンダーを見ないで、1年後の今日が何曜日かわかりますか? 
「カレンダーを見ないとわかるわけないよ!」と思ったかも知ませんが、実はカレンダーで調べなくても、過去と未来の曜日がわかる「すごワザ」があるのです。

たとえば、今日が9月3日(水曜日)だった場合で考えてみましょう。
今日から7日後、つまり1週間後の10日は、同じ水曜日になりますね。2週間後(14日後 )の17日も、3週間後(21日後)の24日も、同じく水曜日です。

この、今日から7の倍数の日は、必ず同じ曜日になる、ということを使って、計算すればいいのです。

東大式すごワザ!計算ドリルではさっそく1年後の今日は何曜日になるのかを考えてみましょう。まず1年は何週間あるのか計算してみましょう。1年は365日なので、365を7で割ればいいので、「365÷7=52あまり1」、つまり1年は52週間と1日だとわかります。つまり、1年後の今日は「52週間と1日後 」なので、水曜日の1日後である「木曜日」が答えになるのです。

東大式すごワザ!計算ドリル

ちなみに、1年の長さが1日多い366日になる「うるう年」という年が4年に1度あります。西暦が4の倍数になる年なので、次は2028年ということですね。もしも、今年がうるう年だった場合は、「52週間と2日後」になるので、水曜日の2日後である「金曜日」が答えになります。

【すごワザまとめ】
未来の曜日は、今日を基準に何週間と何日後かを考えるのがコツ!

練習問題

東大式すごワザ!計算ドリル

★解答と解説は次のページへ!

永田耕作

現役東大生。2001年生まれ。学習塾に入らずに東大へ現役合格。中学・高校は野球部に所属、部活動と勉強を並行し「練習で自分の苦手を潰して、試合で自分の力を最大限に発揮する準備をする」という努力の「型」を勉強にも活かして受験勉強を乗り切る。現在は株式会社カルペ・ディエムに所属し、全国の学校や自治体で200回以上の講演活動を行いながら、まとめた知見を記事や書籍などで紹介している。著書に『東大式 ナンプレドリル』(彩図社)『こーさく先生と学ぶ 中学数学のきほん60レッスン』(文英堂)など多数。

西岡壱誠

西岡壱誠

東大生作家。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも2浪し、3年目から勉強法を見直して偏差値70、東大模試で全国4位となり東大合格を果たす。東大入学後、『ドラゴン桜2』(講談社)の編集、TBSドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」の脚本監修を担当。2020年には株式会社カルペ・ディエムを設立し、全国の高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施して高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師への指導法のコンサルティングを行っている。

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