何回注意しても効果なし? 同じいたずらを繰り返す子どもにやっていいこと・悪いこと
コップの水をわざとこぼしたり、物を投げたりといった幼児のいたずら。注意しても止めてくれず、「同じいたずら」を何度も繰り返す子どもに悩んでいる親は多いようです。なぜ子どもがいたずらを繰り返すのか、どのように対処するのが良いのか、さいたま市の認可保育園「大宮みちのこ保育園」のコメントも交えながら紹介していきましょう。
繰り返しいたずらをしてしまうのは脳の未発達が原因
生まれてから大人になるまでに、脳は段階を追って発達していきます。生まれて数年の幼児の脳はまだまだ未発達。自我が芽生えてなんでも自分でやりたい時期ですが、感情を制御する脳の一部「前頭前野」が成長していないため、思い通りにできないと癇癪を起こすこともあります。
前頭前野は感情のコントロールだけでなく、考えたり記憶したり、言葉を理解したりといった働きにも関わる重要な部分。しかし前頭前野が成長を始めるのは小学生頃からのため、幼児ではまだ「注意されたことを理解し、覚えておく」「行動を自分で制御する」といった行動が上手くできません。