「24×35」が秒で解ける! 東大生が教える“2けた×2けた”のすごワザ

永田耕作(著),西岡壱誠(監修)
2025.04.18 13:32 2025.04.28 11:50

塾の授業を受ける小学生の子

「24×35」のような2けた×2けたの掛け算、パッと見ただけで面倒に感じる人も多いはず。でも、“10つくりゲーム ”の計算法を使えば、驚くほどカンタンに解けるかもしれません!
計算が苦手な子にも知ってほしい裏ワザを、『東大式すごワザ!計算ドリル』よりご紹介します。


※本稿は、永田耕作著、西岡壱誠監修『東大式すごワザ!計算ドリル』(実務教育出版)から一部抜粋・編集したものです。 

10つくりゲーム 

東大式すごワザ!計算ドリル

この記事の画像(5枚)

続いてはこの問題、みなさんはどのように計算しますか?
あと1つ算ざん」とは違って、キリのいい数字はふくまれていません。
さすがにこれは筆算するしかないか…と思った人も多いでしょう。
でも実は、この問題も、なれればたった5 秒で暗算できるすごワザがあるんです!
「24」と「35」それぞれを、小ちいさな数のかけ算に分解してみましょう。コツは、「10の倍数」になる数の組み合わせをつくることです。

東大式すごワザ!計算ドリル

「24」のように、1の位くらいが偶数(2、4、6、8…)である数字は、2の倍数になります。
そして、「35」のように、1の位くらいが0か5の数字は5の倍数になります。この2つの数のかけ算は、必ず10の倍数になります。
このように、かければ「10」になる数を分解して取り出すと、ステップ2のように計算がすごく楽になります。
10の倍数になる数の組み合わせを見つけて、分解して10を取り出しておこう、というのが今回のすごワザ「10つくりゲーム」です! ぜひ使つかってみましょう!

東大式すごワザ!計算ドリル

【すごワザまとめ】
大きい数を分解し、2の倍数と5の倍数のかけ算ざんで「10」になる式をつくろう!

練習問題

東大式すごワザ!計算ドリル

★解答と解説は次のページへ!

永田耕作

現役東大生。2001年生まれ。学習塾に入らずに東大へ現役合格。中学・高校は野球部に所属、部活動と勉強を並行し「練習で自分の苦手を潰して、試合で自分の力を最大限に発揮する準備をする」という努力の「型」を勉強にも活かして受験勉強を乗り切る。現在は株式会社カルペ・ディエムに所属し、全国の学校や自治体で200回以上の講演活動を行いながら、まとめた知見を記事や書籍などで紹介している。著書に『東大式 ナンプレドリル』(彩図社)『こーさく先生と学ぶ 中学数学のきほん60レッスン』(文英堂)など多数。

西岡壱誠

西岡壱誠

東大生作家。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも2浪し、3年目から勉強法を見直して偏差値70、東大模試で全国4位となり東大合格を果たす。東大入学後、『ドラゴン桜2』(講談社)の編集、TBSドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」の脚本監修を担当。2020年には株式会社カルペ・ディエムを設立し、全国の高校で「リアルドラゴン桜プロジェクト」を実施して高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師への指導法のコンサルティングを行っている。

X:@nishiokaissey

Instagram:@issey_nishioka