無神経な「うちの子は普通」の言葉に傷つけられ⋯就学を目前に悩むママを救った保育士の言葉(もしかしてうちの子、発達障害!? 第8話)

河原崎美香

私は、3人の子ども(小学3年生の男の子・年長の女の子・年少の男の子)を育てる保育士ライターです。小学3年生の長男は軽度発達障害で、今は支援級に在籍しています。今回は、息子が年長になり就学前に感じた不安についてお伝えしたいと思います。(連載「もしかしてうちの子、発達障害!?」第8回/写真はすべてイメージです)

意識せざるを得ない「就学」

気がつけば息子も年長クラスに。年長になると保育園でも療育でも小学校へ向けた話題が出て、嫌でも就学に向けて色々と考えないといけなくなります。小学校へ向けてタブレットの通信教育を始めてみたり、生活習慣を見直してみたりしたのですが小学校への不安しかありませんでした。

療育で保護者学習会をした際にスタッフさんへ「ここの療育に通われている方は、普通級か支援級どちらに通われている方が多いのですか?」と保護者の方が質問され「大半の方は普通級を選択されています」と言われ、気持ちの中では普通級に進む人が多いのかな、普通級に進むことになるのかな。と思っていました。

個別に配慮してもらっている現状で普通級を選択して過ごすことは可能なのか、ただ支援級だと物足りなくなったり一緒に過ごす友だちができないのではないか…一体どの選択が正解なのか、息子は小学校で楽しく過ごせるのかといった悩みがつきませんでした。

会いたくないママと会い、聞きたくない言葉を聞いて…