「普通級か支援級か」悩む親に響いた校長先生の言葉とは? 小学校入学前の難しい選択(もしかしてうちの子、発達障害!? 第10話)
私は、3人の子ども(小学3年生の男の子・年長の女の子・年少の男の子)を育てる保育士ライターです。小学3年生の長男は軽度発達障害で、今は支援級に在籍しています。今回は校長先生との面談の様子についてお伝えします(連載「もしかしてうちの子、発達障害!?」第10回/写真はすべてイメージです)
母が思う小学校生活への不安とは?
面談の日、校長室に通され校長先生と話をすることに。校長先生から息子の今の状態を聞かれたので、息子の状況について以下のように説明しました。
・保育園では集団の中にいるものの、一斉指示が入りにくく個別での対応が必要
・集中力が短い
・友だちとの関わりも一方的で、自分の気持ちを言葉で伝えにくい
・トラブルがあると大人に仲立ちしてもらう必要がある
その中で「普通級で過ごすには不安なことも多いのですが、支援級では物足りないのではないか、そして一緒に過ごせるような友だちが支援級の中にいるのかという点で悩んでいる」「小学校へ行くとどうしても、大人の目が少なくなってくると思うのですが、友だちと何かあっても解決できないと思うので、そのような点でも心配している」という不安なことも伝えました。
校長先生からの回答として「支援級に在籍している児童の現状として今のところ、軽度から中度の子どもが在籍しています。全くコミュニケーションが取れないという児童はいないですよ。支援級の様子はぜひ見学しに来ていただいて、どのような様子か見てください。」と言ってもらいました。
そして校長先生からはこのような説明がありました。