放課後デイってどんなところ? 「うちの子は学童」と決めていたママが迷い始めた理由(もしかしてうちの子、発達障害!? 第12話)

河原崎美香

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私は、3人の子ども(小学3年生の男の子・年長の女の子・年少の男の子)を育てる保育士ライターです。小学3年生の長男は軽度発達障害で、今は支援級に在籍しています。今回は「放課後デイを検討した経緯」についてお伝えします。(連載「もしかしてうちの子、発達障害!?」第12回/写真はすべてイメージです)

「放課後は学童」と決めて放課後デイは考えていなかった

うちの近所には学童がありました。「放課後等デイサービス」の存在は知ってはいたものの学校からも息子が徒歩で歩いて行くにもそれほど負担になるような距離ではありません。「これくらい自分で行き来できるようになってほしい」という思いもあり、放課後は学童を利用するつもりでした。

また放課後等デイサービスは、送迎が必要なくらいの障害があるお子さんが利用するものなのだろうと私が思っていたこともあり、特に放課後等デイサービスについては調べていませんでした。

私自身も子どもの頃に学童を利用したことがないためイメージが薄く、利用予定の学童にも息子の様子を知らせる必要があると思い、一度見学へ行くことにしました。

その学童では、小学生の子どもたちが来ない午前中は乳幼児対象の活動が行われていたので、下2人の子を遊びに連れて行きがてら学童での活動などについて聞くことにしました。

妹弟が学童のおもちゃや遊具で夢中になって遊んでいたので、学童のスタッフの方に

「この子の上に来年小学生になる兄がいるのです。ここの学童を利用する予定にしていて、今のところ普通級に行く予定なのですが療育手帳を持っていて、療育にも通っています」

ということを伝えました。

すると「そうなのですね。今、学童でも配慮が必要な児童が何名か利用していますよ。」と伝えられるとともに、学童でどのようなことをしているのかを簡単に説明してもらいました。

帰りは数人の集団で帰るとのことで「一人で帰ることはないのだな」と安心しました。

「定型発達の子でも…」不安になる話を聞いて迷いが

息子の1歳上の子どもを持つ友人から、こんな話を聞きました。