【夏休み必見】ゴミだった水槽で泳ぐ赤ちゃん魚たち 親子で感動できる「四国水族館の企画展」

nobico(のびこ)編集部
2025.08.06 10:20 2025.08.06 12:00

GEX×四国水族館 サーキュラーエコノミー啓発企画展 『生きものとガラスのいのちをつなぐ物語展』四国水族館で見られるクマノミの赤ちゃん

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夏休みの思い出作りに頭を悩ませているご家庭も多いのではないでしょうか。 連日の猛暑で屋外のお出かけはなかなかハードル高め…そんな時こそ、涼しい屋内スポットで子どもと一緒に「学び」も「癒し」も両方ゲットしませんか? 瀬戸大橋のたもと、四国の玄関口に位置する香川県宇多津町の四国水族館では現在、ちょっと珍しい企画展が開催中。なんと「捨てられるはずだったガラス水槽」が主役の展示なんです。

廃棄水槽が「宝物」に変身?リサイクルの魔法を目撃

GEX×四国水族館 サーキュラーエコノミー啓発企画展 『生きものとガラスのいのちをつなぐ物語展』

8月1日から31日まで開催されている「生きものとガラスのいのちをつなぐ物語展」。一体どんな展示なのでしょうか?

会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは色とりどりのガラス製品たち。でも実は、これらすべて「捨てられるはずだった水槽」から生まれ変わったものなんです。

アクアリウム用品メーカーのジェックス株式会社が手がける再生ガラスブランド「リクアス」の取り組みを、映像と実物展示で体感できるこの企画展。「どうやってガラスをリサイクルするの?」という疑問に、工程を追って丁寧に答えてくれます。

四国水族館生まれの赤ちゃんたちが大活躍

GEX×四国水族館 サーキュラーエコノミー啓発企画展 『生きものとガラスのいのちをつなぐ物語展』再生ガラス水槽で泳ぐトサキン

そして展示のもう一つの主役が、今年四国水族館で生まれた生きものたち。特にトサキンは、まさにその再生されたガラス水槽でスイスイと泳いでいます。イサキやクマノミなどの赤ちゃんたちも、ジェックス製の水槽で元気な姿を見せてくれます。

「いのちをつなぐ」というテーマ通り、廃棄ガラスに新たな命を吹き込む物語と、魚たちの命がつながる物語が重なり合う演出は、大人が見ても感動もの。

子どもたちには「物を大切にすること」「リサイクルの大切さ」を自然に学んでもらいながら、生きものの可愛らしさにも癒されるという、まさに一石二鳥の体験ができそうです。

サーキュラーエコノミーって何?子どもにも分かりやすく

「サーキュラーエコノミー」という言葉、最近よく耳にしませんか?従来の「作る→使う→捨てる」ではなく、「作る→使う→再生する→また使う」という循環型の仕組みのこと。

今回の企画展では、この少し難しそうな概念を、水族館という親しみやすい空間で分かりやすく紹介。「環境問題って大切だけど、子どもにどう伝えたらいいの?」と悩んでいる親御さんにもぴったりの内容になっています。

実際に再生されたガラス製品を見て、触って、そして生きものたちが元気に泳ぐ姿を見れば、きっと子どもたちの心にも「物を大切にしたい」という気持ちが芽生えるはず。

夏休みの夜間営業でゆったり見学

イサキイサキ

四国水族館といえば、瀬戸大橋のたもとという絶好のロケーション。「四国水景」をテーマにした約400種の生きものたちも一緒に楽しめるので、企画展だけでなく館内全体でたっぷり一日過ごせます。

嬉しいのは8月の夜間延長営業。通常18時までのところ、期間によっては21時まで開館しているので、日中の暑さを避けて夕方以降にゆっくり訪れることも可能です。

7月19日〜8月8日、8月17日〜31日は19時30分まで、8月9日〜16日はなんと21時まで営業。ただし8月23日は貸切のため17時閉館なので要注意です。

四国水族館のアクセスは? 入場料は?

JR宇多津駅から徒歩約12分、車なら坂出ICから約10分とアクセスも良好。入館料は大人2,600円、小中学生1,400円、幼児(3歳以上)700円、3歳未満無料と、家族連れには嬉しい価格設定です。

この夏、ちょっと違った角度から環境について考えるきっかけを子どもと一緒に見つけてみませんか?廃棄されるはずだったガラスが美しく生まれ変わる物語は、きっと親子の心に残る特別な体験になるはずです。



「生きものとガラスのいのちをつなぐ物語展」

期間: 2025年8月1日(金)〜8月31日(日)
場所: 四国水族館 本館棟1階 神無月の景横
展示生物: トサキン、イサキ、クマノミ、グッピー
営業時間: 通常9時〜18時(夜間延長営業あり)
住所: 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4
詳細: https://shikoku-aquarium.jp/