怒りっぽい子が変わる「声かけ術」 子どもの心に寄り添う3ステップ

熱海康太
2025.08.19 15:49 2025.08.21 12:00

1人で歩く小学生

「うちの子、すぐに怒って手が出てしまう」そんな悩みを抱えていませんか?多くの親が陥る「裁判官」や「警察官」のような対応では、子どもの心に寄り添えません。元公立学校教員として13冊の教育書を執筆し、現在は「先生の先生」として活動する私が提案するのは、感情を否定せず受け入れる3ステップです。この方法で子どもは自分の感情と上手に付き合えるようになり、親子の信頼関係も深まります。

怒りっぽい子に親が陥りがちな対応とは?

草原に座る男の子

多くの親が子どもの怒りに困惑するのは、従来の対応では「裁判官」の役割に回されてしまうからです。「そんなことで怒ってはダメ」「手を出すのはいけません」といった対応では、子どもの感情を否定する批判者のようになってしまい、子どもの心の内側に寄り添えていません。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi