子どもが初めて「学校に行きたくない」と言ったら…その後を決める「親の最初の一言」

熱海康太
2025.09.02 23:13 2025.09.03 12:00

悩みを抱える女の子

「学校に行きたくない」と子どもから告白された時、多くの親が動揺してしまいます。最初の対応こそが、その後の親子関係と子どもの回復を大きく左右する重要な分岐点です。

元公立学校教員として13冊の教育書を執筆し、現在は「先生の先生」として活動する熱海康太さんが、登校渋りに直面した時の段階的対応法を紹介します。

1日目は勇気を出して話してくれた子どもを受け止める

学校の教室

子どもが「学校に行きたくない」と打ち明けるのは、実は大変な勇気が必要な行為です。親を心配させるかもしれない、がっかりさせるかもしれないという不安を抱えながら、それでも正直に気持ちを伝えてくれたのです。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi