「子どもにあたるのは自然なこと」悩めるママに人気エッセイストが贈った予想外のひとこと

あぴママ
2025.09.01 14:43 2025.09.04 11:50

あぴママ

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14歳の娘「あぴちゃん」との日常を漫画に描き、多くの共感を集めている「あぴママ」さん。
そんな彼女のもとには、子育てに悩むママたちから日々さまざまな相談が届きます。

ある日寄せられたのは「子どもについあたってしまう」という切実な悩み。
これに対して、あぴママさんが返したちょっと予想外で答えとは?

心が軽くなる、あぴママさん流の子育て論を、著書『母を生きのびる本』よりご紹介します。

※本稿は、あぴママ著『母を生きのびる本』(大和書房)より一部抜粋、編集したものです。

親子関係はフラットかつフェアに設計していく

あぴまま

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相手の能力のほうが優れているのじゃないか、私の価値は劣っているのじゃないか、という一元的なものの見方。人間関係にもとづいた妙な萎縮、変な奢り。淡々と平常心で自分の人生を生きていきたいなと少しでも思うのなら、「すべての人間は対等である」という前提を心の基本に据えたほうがよいと考えます。それなら親子関係も「すべての人間の価値は対等である」という理念をベースに、フェアでフラットな関係を構築するべきだというのが私の考えです。

まぁでも、親子関係というのは、子は親のサポートなしには生きていけないわけで、圧倒的な強者は親です。構造的には上下関係とも言えるのに、フラットな関係を目指すのだから、それは毎日矛盾との戦いです。だからここで述べたのは、﹁フラットをできるだけ目指そうよ﹂という話です。

他者を一個人としてリスペクトすることができる子どもを育てたい。人間の表面上の価値に踊らされない審美眼を我が子に与えたい。それなら、自分が子どもを一個人としてリスペクトして育てないといけないのです。

なぜならこれは実践なき言葉だけでは絶対に伝わらない考え方だからです。日々意見を対等に聞いてもらえる。一個人として大事にされている。この体験の中で、自然と育まれるものがあります。これが、私が子どもに謝る理由です。

母を生きのびる本

あぴママ著『母を生きのびる本』(大和書房)
SNS総フォロワー18万人!多くの母たちを救ったあぴママの言葉。育児の鉄則をおいかけない、母のための全く新しい育児本です。